2024.08.29
2024/8/29 防衛庁、沖縄県ゴルフ場跡地での陸自訓練場整備を断念
木原稔防衛大臣は4月11日、沖縄県・うるま市で計画されていた陸上自衛隊の訓練場新設計画を断念したことを明らかにした。
地元住民への説明会を開いたが、地元自治会が生活が脅かされるとして反対を表明し、説得することが困難と判断したようだ。防衛省が訓練場として計画していたゴルフ場は東山カントリークラブ(18ホール、パー58、全長2844ヤード)としてクラブハウスを備えショートコース規模で営業していたが、同整備計画に伴い3年ほど前に営業を停止していた模様。
ゴルフ場跡地を選んだのは広さの確保や利便性の高さ、既に整備されていたことによる影響の少なさ、災害時等の避難場所として利用できることとされていた。防衛省では他の地区での整備を模索するようで、同CC跡地の取得も取り止めるとも報じられた。
ちなみに、奈良県では、「大規模広域防災拠点」の整備のために昨年5月末をもって閉鎖したプレディアG(旧・18ホール、五條市)の跡地に、新知事がメガソーラーなどを整備する計画を発表したことから住民等の反発を招き、その後の県予算委員会で知事の計画は白紙に戻り、改めて討議されることとなった。