一季出版株式会社

2024.11.01
2024/11/1 WBGTの他、特別警戒アラートを指標とするコースも

環境省の「熱中症警戒アラート」発令を指標にして熱中症対策を発表するゴルフ場もある。
名古屋GC(愛知)では前日の午後2時に熱中症特別警戒アラートが愛知県に発令された場合には「キャディマスター室およびホームページに掲示する」とHPに表明した。

関東などでは昨夏から対応を始めたところも多く、関東7倶楽部の1つである小金井CC(東京)は、①環境省の熱中症予防情報にて、WBGT28・0(厳重警戒)以上の場合、当日のプレーは1・0ラウンド(18H)までとし、0・5Rラウンド終了時には必ず40分以上の休憩を取ることとする。②同WBGT33・0(危険)以上の場合、その時点でプレー終了を勧告する。但し、プレー中であった場合、当該9Hについてはプレーヤーの判断によりプレー続行は可能とする。その際キャディが交代する場合がある。※上記WBGTは、府中観測所指標を採用。
同CCでは指針レベル3から厳重警戒し、レベル5ではプレー終了を勧告するが、プレー続行はプレーヤーの判断としたものだ。

湘南CC(神奈川)では「熱中症警戒アラート」ではないが環境省の暑さ指数(WBGT)での対策を導入し7月2日~9月8日まではWBGT31(レベル4)以上で、①カートナビを通じて各組に「プレー中止の検討要請」を呼びかけ、②プレーの中止を推奨しますが、判断は任意とします。WBGT33以上(レベル5)の数値が5分以上継続して計測された場合は①カートナビを通じて各組に「プレー中止措置」を発出。②プレーヤーには速やかにクラブハウスにお戻りいただきます――と掲出している。
その際のプレー料金は、プレー中止の検討要請またはプレー中止措置によるホールアウト未了の場合は、キャディフィのみ9H単位と案内した(9H以下は半額、10H以上は全額)。

ゴルフ特信」第7100号より一部抜粋

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