2024.11.08
2024/11/8 千葉県ゴルフ場、コロナ禍での女性来場者増加を裏付け
コロナ禍でゴルファー中心層のゴルフ人口が減った一方で、若者や女性にゴルフ人気が高まったと言われたが、国内でゴルフ場来場者数がもっとも多い千葉県では、コロナ禍の2020年が女性ゴルファー人口増のトリガーとなり、その後も安定して女性の来場比率を保っていることが千葉県ゴルフ場支配人会(岡本豊会長)の調べでわかった。
同支配人会が令和元年(1~12月)を第1回として、令和5年の第5回までの女性来場者数アンケート調査結果をまとめたもの。
第1回の令和元年は100クラブ(回答率89・3%)が調査に協力して、総来場者数499万2214人(1クラブ平均4万9922人)、うち女性来場者数は14・0%の69万8318人(6983人)であった。第2回の令和2年は3月から新型コロナによる影響により来場者数が大幅減少した年だが、112クラブ(100%)が調査に協力し、総来場者数は6・7%増の532万6409人(1クラブ平均4万7557人=前年比4・7%減)、うち女性来場者数は81万2382人(1クラブ7253人)となり、女性来場者比率は15・3%で前年から1・3P増加した。
その後、来場者数は順調に拡大。第4回の令和4年は105クラブ(95・5%)で総来場者数は5・3%増の589万1846人(1クラブ平均5万6113人)、うち女性来場者数は3・1%増加して91万8995人(1クラブ8752人)となり、女性来場者比率は15・6%だが、前年から0・3Pダウンした。そして第5回の令和5年は106クラブ(97・2%)が調査に協力して、総来場者数は1・5%減の580万5053人(1クラブ平均5万4765人=前年比2・4%減)、うち女性来場者数は2・5%減少して89万6442人(1クラブ8457人=3・4%減)となり、女性来場者比率は15・4%だが前年から0・2Pダウンし、2年連続でダウンした。
これにより女性来場者数が大きく伸びたのはコロナ禍初期の令和2(2020)年であり、女性比率が一番高かったのは令和3年の15・9%、総来場者数、女性来場者数とも一番多かったのが令和4年であることがわかった。
令和4、5年と2年連続で回答した103クラブ(94・5%)の18ホール平均は令和4年4万2400人、令和5年4万2311人。同支配人会によると女性来場者数と来場比率は令和5年に前年を下回る結果となったが、これはコロナ禍で上昇し続けた反動もあり、又コロナが5類に移行したことによる人流の拡散等も要因であるかと思われますと報告している。
女性来場者比率の過去5年間の対比表では令和5年は14・0%~15・9%が31クラブで最も多く、20・0%以上が11クラブ、10・0%未満が9クラブであった。