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2024.12.16
2024/12/16 リソルHD、第1四半期決算、売上高7%増も利益微減

リソルホールディングス㈱(大澤勝代表取締役社長、東京都新宿区)は8月9日に、2025年3月期第1四半期(4~3月)の決算短信(連結)等を発表した。同期間の売上高は前年同期比7・0%増の70億41百万円、営業利益は9・6%減の7億50百万円、経常利益は10・4%減の7億13百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1・6%減の6億61百万円となり、増収減益となった。
経営成績に関する説明では、同社グループを取り巻く環境は、国内旅行需要の回復やインバウンドマーケットの好調、底堅いゴルフプレー需要、企業の人的資本投資拡大による研修需要の増加など堅調な状況が続いているとした。

ゴルフ運営事業では、コース品質向上、接客サービス向上、ハード面の改修、美味しい食事の提供など、他社との差別化を図る施策を強化したことで客単価が向上。また、会員権販売が好調を維持したことに加え、前年に取得した入間CCが加わった効果もあり、業績は順調と報告している。
リソルの森事業の真名CCでは、真名ゲーリー・プレーヤーCのランチブッフェの高評価とプレースタイル変更によりコンペが増加。インバウンドゴルファー獲得に向けた販売ルート拡大に注力した。リゾート部門では企業研修やスポーツチームなどの団体利用が好調を維持したという。また会員制リゾート「ゴルフバケーションクラブ」プレミアムスイートタイプの新規販売やペットヴィラ(全10棟、2024年10月開業予定)の開業準備等に注力したとしている。

福利厚生事業では健保との提携や精算ビジネスモデル、ホテル・ゴルフ場等の優待価格、出張・企業研修の限定プランの提供等を推進した。
再生エネルギー事業では、グループゴルフ場での新たなソーラーカーポート建設の検討を図っている。

セグメント別の売上高と経常利益では、ホテル運営が25・3%増の34億59百万円、経常利益は266・3%増の5億86百万円と大幅に伸長。ゴルフ運営は10・9%増の23億44百万円、利益は33・5%増の4億86百万円、リソルの森(CCRC)は7・7%増の10億13百万円、利益も7・7%増の84百万円、福利厚生事業14・6%増の2億44百万円、利益は前年同期と同じ01百万円、再生エネルギー事業は12・5%増の27百万円で利益は300%増の08百万円と増収増益だった。ただし投資再生事業は売上高が5億64百万円減、率にして97・9%減の12百万円と大幅減収で、利益も5億13百万円減、98・7%減の07百万円にとどまった。
通期業績予想は今年5月9日に公表した売上高5・0%増の270億円、営業利益3・6%増の22億円、純利益は6・2%増の15億円で変更ないとしている。

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ゴルフ特信」第7119号より一部抜粋

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