2025.01.14
2025/1/14 訪日外客数、8月は36・0%増で同月過去最高を記録
日本政府観光局(JNTO)は9月18日に、今年8月の訪日外客数を発表した。
8月の訪日外客数は293万3000人となり、前年同月比では36・0%増、2019年同月比では16・4%増となり、7月に単月過去最多だった329万2500人(10・1%増)には及ばないが、7カ月連続で同月の過去最高を記録した。台風7号による航空便欠航等の影響が見られたものの、前月に引き続き学校休暇による訪日需要の増加もあり、東アジアでは中国、東南アジアででシンガポールとインド、欧米豪・中東地域では米国などで前年同月より訪日外客数が増加したことが今月の押上げ要因となったという。
8月の国・地域別外客数は、中国が対前年比104・8%増で74万5800人となりトップ、以下、韓国61・21万人(7・6%増)、台湾56・43万人(42・4%増)、香港24・66万人(19・6%増)、米国17・40万人(25・8%増)となっており、23市場のうち大半の17市場で8月として過去最高を記録したほか、イタリア、スペインでは単月過去最高を更新した。
ちなみに日本からの出国日本人数は8月が143万7100人で前年同月比19・7%増加、8月までの今年累計は828万3900人となり、前年同期比45・2%増と大きく回復した。2019年同期に比べると8月で31・9%減、8月末での累計で37・8%減だが、8月はドル円が急速に円高方向に戻ったこともあり、着実に出国日本人数の回復となったようだ。