2025.01.15
2025/1/15 首都圏等2024年上半期入場者、前年比0・14%減
首都圏等の2024年上半期(1~6月)の入場者状況がこのほど明らかになった。
東京都を除く10県(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡)のゴルフ場利用税に基づく入場者状況を調査し判明したもの。10県の施設数(ゴルフ場数)は834施設となり、前年同期に比べ3施設、0・36%の減少だった。
10県834施設の延べ入場者をみると、2024年上半期は1710万4873人を数え、前年同期の1712万9685人に比べ2万4812人、0・14%減少している。昨年同期の1・66%減に続くマイナスだが、今年上半期はほぼ前年並みで推移している。
県別の状況では、新潟県(42施設)が延べ入場者数46万9090人で前年同期比1・89%の増加(前年同期は2・21%増、以下同)、静岡県(91施設)が180万5377人で1・56%の増加(5・09%減)、茨城県(114施設)が272万5978人で1・36%の増加(1・22%減)、千葉県(161施設、前年同期比1施設減)が393万1184人で0・34%の増加(0・16%減)と4県が前年実績を上回った。あとの6県については、埼玉県(83施設)は199万6447人で0・03%の減少(2・09%減)、神奈川県(52施設)は129万9521人で0・06%の減少(3・31%減)、栃木県(117施設、2施設減)は233万9695人で1・09%の減少(1・95%減)、山梨県(41施設)は77万6724人で2・14%の減少(2・00%減)、群馬県(67施設)は119万7698人で2・54%の減少(0・24%減)、長野県(66施設)は56万3159人で5・98%の減少(1・92%減)と落ち込んだ。
昨年上半期の増減率との比較では、昨年に比べ改善したのは茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、静岡6県で東京近郊が目立った。悪化は内陸の群馬、新潟、長野、山梨4県だった。
上半期の月別状況は、1月が暖冬を背景に栃木県(前年同月比1・68%減)を除く9県で前年実績を上回りトータル2・87%の増加と幸先よいスタートを切った。2月は新潟県で472・24%増となった以外マイナスでトータル7・74%の減少といきなりブレーキがかかると、3月も静岡県(1・37%増)を除き前年実績を下回って3・21%の減少と低迷した。ゴルフシーズンを迎えた4月は群馬、埼玉、千葉3県で0~1%減となったものの1・14%の増加と1月以来のプラスに転じ、5月は2・62%の減少。6月は10県全てで増加し7・47%の増加と今年一番伸び、県別では群馬県4・32%増~茨城県10・80%増と好調だった。
1施設当たり入場者数については、10県トータルで2万509人で、前年同期の2万466人に比べ44人、0・21%の増加と前年並みだった。県別では、10県平均の人数(2万509人)を超えたのは、神奈川県(前年同期比14人減の2万4991人)、千葉県(232人増の2万4417人)、埼玉県(8人減の2万4054人)、茨城県(321人増の2万3912人)の4県となっている。