㈱西武ホールディングス（西武ＨＤ、西山隆一郎代表取締役社長兼ＣＯＯ）は昨年10月２日、連結子会社の株式取得に伴う特別利益の計上及び２０２５年３月期第２四半期（累計）・通期連結業績予想の修正を発表した。

昨年８月２日開催の取締役会及び９月26日開催の取締役会において、西武ＨＤが同社連結子会社・㈱ＮＷコーポレーション（以下、ＮＷ社）の株式を、ＮＷ社の株主から譲渡により２回にわたり追加取得すること（以下、本株式取得）を決議し、本株式取得が実行された。
本株式取得による２０２５年３月期第２四半期（２０２４年４月１日～９月30日）の連結業績に与える影響の精査が完了し、負ののれん発生益５４１億02百万円及び段階取得に係る差益１１６億29百万円を特別利益として計上する見込みとなった。
それにより、損益影響に加え足元の状況等を踏まえ業績予想を修正した。２０２５年３月期第２四半期（累計）連結業績予想では、営業収益が前回公表（今年５月９日）の数値に比べ１・２％増の２５００億円、営業利益が同26・９％増の３３０億円、償却前営業利益が同11・１％増の６００億円、経常利益が同30・４％増の３００億円、親会社株主に帰属する中間純利益が３４７・１％増の７６０億円と上方修正。また、２０２５年３月期通期（２０２４年４月１日～２０２５年３月31日）連結業績予想についても、営業収益が同１・０％増の４９４０億円、営業利益が同12・５％増の４５０億円、償却前営業利益が同４・１％増の１０１０億円、経常利益が同14・３％増の４００億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同２２３・１％増の８４０億円に上方修正している。

なお、上方修正の発表があった翌日の10月３日に西武ＨＤの株価が始値３１９１円から一時は３５６６円の高値を付けた後３３７２円で取引が終わったが、前日の終値３１０６円に比べ２６６・０円、８・56％上昇した。

「ゴルフ特信」第７１３８号より一部抜粋