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2025.04.03
2025/4/3 ㈱平和が18日、㈱アコーディア・ゴルフの買収を発表

遊技機メーカーで、国内大手ゴルフ場運営会社の㈱パシフィックゴルフマネージメント(PGM)を子会社化している㈱平和(嶺井勝也代表取締役社長、東京都台東区)は12月18日、国内最大級のゴルフ場運営会社である㈱アコーディア・ゴルフの親会社であるPJC Investments㈱の子会社化と、株式取得資金の借入を発表した。
平和はFortress Investment Group LLCの関連事業体が運用するPJC Investment Holdings L.P.との間で、㈱アコーディア・ゴルフの全株式を所有するPJC Investments㈱の全株式を同社が取得し子会社化する株式譲渡契約を締結することを同日決議。株式取得日は25年1月31日の予定で㈱アコーディア・ゴルフは同社の孫会社となる。

PJC Investmentsの全株式1億500万10株の株式取得価額は5100億円で、取得価額合計はアドバイザリー費用等合わせ5120億円。株式取得代金には株式譲渡の対価として支払われる株式価値(2535億58百万円)に加え、ネット有利子負債等の額を含むとしている。株式取得価額5100億円は三井住友銀行、みずほ銀行から7年間借り入れる(分割返済及び期日一括返済)。

㈱平和によると「総合レジャー企業」を目指し、遊技機事業とゴルフ事業を両輪に持つが遊技機事業のボラティリティの大きさを課題と認識し、2011年12月に安定した事業基盤を有する現PGMを傘下にして、ゴルフ事業を拡大してきた。ゴルフ業界については、長らく市場規模が縮小傾向で推移していたものの、新型コロナを機にプレー需要は格段に高まっている。さらには、インバウンド需要、女性や若年層はゴルフの魅力を訴求・喚起することでゴルフ人口の拡大が見込め、ゴルフ市場は再拡大の局面にあると認識している。ゴルフは生涯スポーツの一つであり、顧客生涯価値(LTV:Life Time Value)が他のスポーツと比しても高く、今回の株式取得を通じてゴルフ事業比率を高め、グループの事業基盤の強靭化を図りたいとしている。

アコーディア・ゴルフは24年11月末現在、保有・運営ゴルフ場数が173カ所と国内最大のゴルフ場運営グループで、PGMの保有148カ所と合わせると321カ所となり国内最大、保有するゴルフ場数ベースでは世界最大となる。本紙計算でゴルフ場数の国内シェアは約15%、年間利用者数のシェアは2107万人で23%超となる。
また今回の株式取得により、アコーディア・ゴルフ及びPGM双方における経営の効率化やスケールメリット等のシナジー効果を見込む。現時点では、管理費や仕入コストの削減、システムの統合、顧客サービス向上のための予約サイトや各ポイントプログラムの共通化等を想定している。ちなみに、同社は両社双方がこれまで培ってきたブランドや顧客特性等を踏まえ、ゴルフ場運営の統合を想定しておらず、両社共に同社の子会社として維持する方針だ。

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「ゴルフ特信」第7167号より一部抜粋

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