2025.04.23
2025/4/23 11月動態統計速報、ゴルフ場利用者数3・1%減少
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の2024年11月分速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は87万9116人で前年同月比3・1%の減少、売上高は95億01百万円で前年同月比1・6%の減少となり、ともに2カ月連続の減少となった。
11月は土・日祝日が前年同月と同じ。平均営業日数は25・6日で前年同月比2・7%減少。利用料金収入は平日が1・3%減、土・日祝日は2・1%減少し、共に伸び悩んだ。その他料金収入はキャディフィ4・8%減、食堂・売店(直営)1・5%増となった。
18ホール換算を計算すると、売上高1・5%減、利用者数2・9%減となった。1日当たり利用者数は0・2%減の127・9人だった。もっとも客単価は154円増、率では1・4%増の1万807円となり、3カ月連続のプラスとなった。
また1~11月を仮集計すると売上高1・4%減、利用者数2・6%減となり春先の降雨や7、8月の夏の猛暑、トップシーズンの10月の落ち込みが影響したが、トレンド転換と判断するほどではなかった。
一方、ゴルフ練習場の11月は利用者数が土・日祝日に0・6%増加しトータルは2・2%減となり5カ月連続減少した。売上高は0・4%減で、2カ月連続の減少となった。
対個人サービス等の業種の11月売上高は遊園地・テーマパークが5・0%増(2カ月連続増)、ボウリング場0・5%減(2カ月連続減)、パチンコホール7・9%増(29カ月連続増)、フィットネスクラブ0・9%増(36カ月連続増)となった。コロナ禍で落ち込んでいる業種はまだ回復している一方、コロナ禍で好調だったゴルフ練習場などは落ち込みも小幅になってきているが、まだ反転するほどの強さは現れていない。