2018.06.29
2018/6/29 1725ゴルフ場の従業員数11万407人、0・08%増
日本ゴルフ場支配人会連合会(東京都台東区)がまとめた平成29年「労働災害実態調査」から、ゴルフ場従業員数も明らかになった。
それによると、集計1725クラブ(前年比12クラブ減)の従業員(キャディ・臨時雇用・パートを含む)は、東日本(静岡県を除く1都1道15県、集計874クラブ)5万4316人、西日本(2府27県、集計851クラブ=一部非加盟クラブ含む、業務委託及び派遣の労働者含む)5万6091人の計11万407人を数えた。前年との比較では、東日本217人増、0・40%増、西日本124人減、0・22%減、全体では93人増、0・08%増となった。横ばいながら2年振りの増加と下げ止まりをみせた。
また、1クラブ平均の従業員数を算出すると64・00人で前年比0・50人増、0・78%増となった。18ホール換算(延べホール数3万6784ホール)は54・03人で0・35人増、0・65%増となっている。
一方、29年の都道府県別従業員数では、「前年と比較して増加」は東日本7都県、西日本11府県の計18都府県(前年は15道府県)、「増減なし」は東日本のみで4県(3県)、「減少」は東日本6道県、西日本18府県の計24道府県(28都府県)と、昨年までの減少傾向から一転している。
従業員数トップは29年も千葉県で1万255人。千葉県はクラブ数が前年より2クラブ少ないものの、74人増えている。千葉県の次は兵庫県の1万174人で、前年より1クラブ減少ながら134人増え、トップの千葉県との差(28年141人、29年81人)が縮まってきた。従業員数1万人超は29年も千葉、兵庫両県のみで、あとは茨城県6457人(71人増)、北海道6130人(31人減)、栃木県5435人(2人増)などと続く。宮城県(前年比259人増の1264人)と山口県(同300人減の1229人)では、前年との差がやや大きかった。
その他主要都市圏は、愛知県が8位で4693人(113人増)、福岡県が11位で3508人(11人増)、大阪府が12位で3259人(14人増)、東京都が21位で1799人(34人増)となっている。最少は7クラブの島根県で254人(7人減)。
なお、1クラブ平均の従業員数から全国のゴルフ場2250コース、(「ゴルフ特信」基準・平成29年末時点)の従業員数を推計すると14万4009人で、前年に比べ480人増となる。