一季出版株式会社

2018.07.05
2018/7/5  旧・白神カントリークラブ(秋田)跡地に大規模メガソーラー

白神カントリークラブ(18H、秋田県山本郡三種町)の跡地がメガソーラーに変わっていたことがわかった。
同ゴルフ場は地元の建設業者の㈱高橋土木が社有地等を利用してゴルフ場を徐々に拡張してきたもの。まず、平成2年に練習場(23打席)をオープン。「山本ゴルフガーデン」として平成4年に6ホールのショートコースをオープンし、5年に9ホールに拡張。さらに9ホール拡張し、平成15年9月に18ホールの本格規模となり、白神CCに名称変更していた。また平成4年に当時35万円等で会員募集も行っていた。

現在も打席練習場とアプローチ練習場は営業しており、メガソーラー転用はゴルフ場関係者に確認して判明した。同関係者は「地方は高齢化が進んで5年、10年先を考えるとゴルフ場経営は難しいと判断した。ゴルフ場のうち3ホールのグリーンは残してアプローチ練習場として使っている。ゴルフ場(白神CC)は2年前に閉鎖し、昨年は太陽光発電の工事を行っていた。今春から売電を開始し、発電量は〝東北最大級〟」と説明している。

同ゴルフ場跡地で太陽光発電事業を行っているのは、ジャパン・リニューアブル・エナジー㈱(東京都港区)。今年2月15日に「JRE能代三種太陽光発電所」(合同会社JRE能代三種)の竣工式を行っており、発表でも〝ゴルフ場を有効利用して建設された発電所〟と説明している。設備容量は16・878メガ(パネル枚数5万9224枚)。年間総発電量は約1710万kW時。一般家庭約4750世帯分(能代市総世帯数の約19%に相当)の1年間の電力消費量を賄うことができ、年間9320トンのCO2排出削減効果が見込まれるという。事業期間は運転開始(昨年12月26日)から20年間で、売電先は東北電力となっている。

※「ゴルフ特信」第6245号より一部抜粋

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