一季出版株式会社

2018.08.21
2018/8/21  豪雨被害の広島、岡山7月入場者、前年比31~46%減

「平成30年7月豪雨」で大きな被害を受けた中国、四国地区の7月入場者状況が、各地区ゴルフ連盟のまとめで先ごろ判明した。
 それによると、中国地区(中国ゴルフ連盟調べ、加盟113倶楽部)が延べ入場者数24万1250人で前年同月に比べ11万5201人減、率にして32・32%減となった。県別でみても5県全てで前年を下回っているが、特に土砂被害の大きかった広島県(42倶楽部)が前年比6万3440人減、46・15%減の7万4017人、大規模な河川氾濫があった岡山県(37倶楽部)が3万3616人減、31・15%減の7万4291人と落込みが非常に大きかった。あとの3県も2桁減となっており、島根県(7倶楽部)が1万6285人で15・35%減、山口県(19倶楽部)が5万8947人で16・08%減、鳥取県(8倶楽部)が1万7710人で18・02%減だった。

 四国地区(四国ゴルフ連盟、加盟59倶楽部)では延べ入場者数14万3898人で前年同月に比べ4万8337人、率にして25・14%減少した。県別では4県全てで20%を超えるマイナスを記録し、徳島県(12倶楽部)が2万9885人で23・52%減、香川県(17倶楽部)が4万2341人で24・30%減、高知県(11倶楽部)が2万8537人で26・01%減、愛媛県(19倶楽部)が4万3135人で26・46%減となっている。
 「平成30年7月豪雨」から1カ月以上経過し、クローズしていたゴルフ場も徐々に営業再開しつつある。ただコースへの被害が大きいゴルフ場では、一部ホールでの営業再開や再開の目途が立たない状況。豪雨や猛暑で遠のいた客足が、秋のトップシーズンに反動で戻ってくることも予想され、7月の落込み分を少しでもカバーするよう期待したい。
※「ゴルフ特信」第6269号より一部抜粋

 

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