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2019.05.23
2019/5/23 平成30年度プレー料金指数、100.1Pに上昇

総務省統計局が先ごろ発表した平成31年3月の全国消費者物価指数(27年基準、CPI)は101・5ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比0・8%の上昇となり、これで4カ月続けての上昇となった。30年度平均は101・2Pで前年度比0・8%上昇し、2年度続けての上昇となった。

一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の3月の全国指数は94・3Pで前年同月比は0・6%下落し、6カ月振りの下落となった。30年度平均は100・1Pで前年度比1・0%上昇し、2年度振りの上昇となった。30年度は7月の豪雨や9月の台風など悪天候で入場者数に響いたが、1月と2月は比較的降雪被害が少なくプレー料金も上昇、30年度1年間で前年を下回ったのは9月と3月の2カ月のみだった。ちなみに年度平均指数はゴルフ練習場も30年度は0・2%上昇の100・0P、ボウリングも0・5%上昇し102・4Pと、全般的に上昇している。やはりアベノミクスの施策でゴルフプレー料金も下げ止まった形だ。

先行指数といわれる「東京都区部」の今年3月のプレー料金指数は97・9P(1万1323円)で前年同月と同、4月速報分は120・8P(1万3970円)で前年同月比1・7%増となり、昨年9月の4・4%下落以来、7カ月マイナスがない。東京都区部の30年度平均指数は107・2Pで前年度比1・3%上昇となり、26年度以降はマイナスを記録していない。

また、小売物価統計による主要都市部の3月のゴルフプレー料金は大阪市が1万1684円(前年同月と増)で最も高く、福島市が1881円(前年同月比2・8%減)で低い。集計42都市のプレー料金単純平均は5298円で、前年同月の41都市での5208円と比べ1・7%の上昇となり、2カ月連続の上昇。前年同月比で上昇は14都市、下落は11都市とバラツキはあるが、やや上昇が目立った。

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※「ゴルフ特信」第6370号より一部抜粋

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