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2019.09.17
2019/9/17 ヤマハ発動機とソニー、〝乗れるスマホ〟カート開発

ヤマハ発動機㈱(静岡県磐田市)は、ソニー㈱とともに新たな低速の移動体験の提供を目的とするソーシャブルカート「SC-1」を共同開発したと発表した。
ヤマハモータープロダクツ製のゴルフカートをベースにヤマハ発動機の自動運転技術とソニーのエンターテインメント映像技術を融合させたモデルで本、カヌチャGコース(18ホール、沖縄県名護市)の「ムーンライトクルーズ」体験プランでも昨年使用されていた。

室内や車体側面にビルトインされた高精細ディスプレイに、カメラで捉えた車両の前後左右の様子や走行場所に応じた様々な映像、融合現実映像を映し出すことができ、従来の自動車やカートでは提供できなかったエンターテインメント空間をつくりだすことで、乗客や車両を取り巻く人々により楽しい低速移動の価値を提供することを狙いとしている。時速は最大19キロとしている。
同モデルを用いたサービスを2019年度内に国内で開始する予定。同モデルはその体験を提供するもので、車両としての一般販売は予定していないという。
ヤマハ発動機によると、「開発コンセプトは〝乗れるスマホ〟。例えば桜並木の綺麗な映像を夏場に流すなど導入先により流す映像を変える。ゴルフ場、リゾート、植物園などや、ショッピングモール、地域巡回、大学・病院内での移動用にも引き合いが見込める」としている。

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※「ゴルフ特信」第6410号より一部抜粋

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