2019.12.31
2019/12/31 9月動態統計、売上高18・6%増、利用者数19・0%増
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の令和元年9月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は93万8657人で、前年同月比19・0%の大幅増加。売上高も93億21百万円で前年同月比18・6%の大幅増加となった。これで利用者数は5カ月連続、売上高は3カ月連続の増加となった。
9月の内訳をみると、利用料金収入は平日で32・8%増、土・日祝日は10・2%増。曜日別での利用者数は、平日で会員26・5%増、非会員29・6%増、土・日祝日は会員8・9%増、非会員8・3%増となった。食堂・売店(直営)は15・1%増、キャディフィは16・1%増となっている。
9月の18ホール換算(営業ホール数は前年同期比0・4%減)は、利用者数19・4%増、売上高19・0%増。客単価(1人当たり利用額)は9930円となり、前年同月に比べ32円、0・3%ダウンした。
今年は1~3月で売上高8・0%増、利用者数10・1%増、4~6月は売上高1・3%減、利用者数0・5%増と低調だったが、7~9月は昨年7月の西日本豪雨、猛暑、台風と荒れた時期だっただけに今年は9月の大幅反動増もあって売上高9・0%増、利用者数9・1%増と戻してきた。本紙で1~9月を集計すると売上高2・50%増、利用者数3・95%増と好調だ。
ただし、10月は台風19号等の影響で東日本のゴルフ場では大幅に減少が予想されており、一部で今年のプラス分がなくなることも予想されている。
またゴルフ練習場の9月は利用者数が土・日祝日に1・9%減少したが、全体では5・8%の増加で、売上高は10・2%増となり、これで利用者数は5カ月連続増加、売上高は4カ月連続増加となった。
他のサービス産業の今年9月売上高は、好調が続く遊園地・テーマパークが6・0%増だったが、屋内型はボウリング場7・8%減、パチンコホールは6・0%減と減少が目立っている。