2020.01.14
2020/1/14 袖ヶ浦カンツリークラブ(千葉)台風被害額が2億7400万円に
袖ケ浦カンツリークラブ(36ホール、袖ケ浦コース=千葉市緑区)は、今年9月の台風15号の影響で施設・設備が被害にあい、修理費用を捻出のため2020年度(1~12月)より3年間の期間限定で年会費を値上げすることに決めた。
賛助・共通・旧袖または新袖単独正会員の年会費(税別)を現行の6万円から9万円に増額、共通・旧袖または新袖単独平日会員は4万円から7万円に増額する。この間、冬季限定優待券の発行枚数は2枚から5枚に増やす。
同クラブでは、台風15号の影響で2億7400万円の被害に達すると会員に報告し、10月末から会員に1口5万円の寄付金も募っている。被害の内訳は倒木関係(伐採と後片付け)で9800万円、スタートハウスや売店倒壊など設備関係1億600万円、その他管理道路・スプリンクラー・受水槽、ネット修復で7千万円。また台風に伴う休業は袖ケ浦Cが10日間(9営業日)、新袖Cが19日間(16営業日)あり、通年と比べた営業機会損失額は4800万円程度と見込まれる。袖ケ浦Cで10月開催のブリヂストンオープンも台風19号のため2日間に短縮となっており、この秋の千葉県での台風被害はかなりの額となったようだ。
ちなみに、15号での倒木数は袖ケ浦C約1200本、新袖C約2000本と、周辺では数百本が多い中でかなり多く、「台風の通り道にあたった」ものと同クラブでは分析している。また新袖Cは「プレーはできるが、いまだコース脇に片付けられない倒木が沢山残っている」状態という。