2020.02.04
2020/2/4 ゴルフ場企業は再編、ゴルフツーリズムも新展開必要か
ゴルフ場経営では、やはり大手グループが強く、個別のゴルフ場は特徴を出していく必要がある。特に、アクセスで恵まれない地方部は、会員を中心に取り込むか、インバウンドに期待するしかなくなる。
その大手グループの方では、アコーディアとPGMがシェア争いを続けており、ポスト五輪の時代を見据えてさらなる再編も予想されている。
また大手グループに入らないゴルフ場でも古くからの会員制ゴルフ場はプライベート色が強いが、インバウンド需要を考えた時に、国内をリードするゴルフ場には国際交流に一部門戸を開いてもらう必要がある。五輪を開く霞ケ関CCは今の制度では会員の紹介・同伴のない旅行者のプレー受け入れはできない。
では選手たちはどう練習しているのかと言えば役員やメンバーを頼って、霞で練習するという。廣野GCなどでもメンバーの知り合いがいないとプレーできない。会員の委員会等で同伴して海外旅行者を受け入れる仕組みを作らないないと広まらないだろう。
国内でも海外のバイヤーを招いた商談会が増えてきており、主催者と知り合いになることでメンバーの紹介・同伴が可能となる。そうしたリピーターを増やすことが、インバウンド需要を増やす策になるだろう。
海外の有名コースを取材して歩いているジャーナリストは、メンバーを探すことと、知り合ったメンバーが来日した際には日本の有名コースでメンバーを探し、一緒にプレーすることで有名コースを踏破し、交流を深めている。
日本のゴルフ場が海外のクラブと提携するケースが増えており、他のコースも取り込むことで交流が増えるだろう。