一季出版株式会社

2020.03.06
2020/3/6 米ベインキャピタルが昭和の森(東京)親会社をTOB

米系ファンド会社がパブリックの昭和の森ゴルフコース(18ホール、東京都昭島市つつじが丘1の1の7)等を運営する会社の親会社である昭和飛行機工業㈱(東証2部、東京都昭島市)を最大694億円を投じてTOBにより買収を目指す。同飛行機工業の親会社でもある三井E&Sホールディングス(旧・三井造船グループ)は1月23日にTOBへの応募を表明、同飛行機工業もTOBへ賛同の意見を表明した。TOB期間は2月10日から3月10日まで。

買収を目指すベインキャピタル(日本事務所=東京都千代田は)は、米国・マサチューセッツ州ボストンに本社を置く、世界的なプライベート・エクイティ・ファンドで、2018年には東芝半導体に出資するなど日本で10社以上の出資実績があるようだ。TOB終了後も運営を継続するようだが、比較的早期にエグジットを行っているようだ。

昭和飛行機工業㈱の会社概要によると、同社は昭島市の社有地(約40万坪)に於いて、航空機製造で培った技術と経験を活かした輸送用機器製造事業を継続すると共に、ゴルフ、テニス等のスポーツ施設、ホテル、ショッピングセンターの運営並びに倉庫業や商業地区としての不動産賃貸を展開しているという。ゴルフ場、ホテル、スポーツセンターの経営は、同飛行機工業子会社のアーバンリゾーツ昭和の森㈱が行っている。

関連記事:2019/4/3 ゴルフ関連企業にTOBやMBOの動き

※「ゴルフ特信」第6470号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら