2020.02.29
2020/3/8 2019年コース名称変更、2コース増の24コース
ゴルフ場名変更は、本紙調べによる判明分で2019年は24コースとなり、前年より2コースの増加となった。
ゴルフ場の名称変更は、経営交代の増加で平成16年(2004年)の98コースがピークで、20年に63コースがあった以外は21、22年34コース、23年32コースで24~26年は3年連続増加した後、27年は9コース減の28コース、28年は9コース増の39コースと推移。29年は大幅減で21コースとなり、30年も22コース、そして平成と令和をまたいだ2019年は24コースとなったが比較的少ない年となった。
2019年に名称変更した24コースの内、名称変更の最大要因は18コースが経営交代となっており、75%と大半を占めた。その大部分が旧・OGMがMBKパートナーズグループ(㈱アコーディア・ゴルフも傘下に持つ外資系ファンド)で現・ネクスト・ゴルフ・マネジメント(NX)となったことによる変更。平和傘下のPGM系でも3コースあり、2月に旧・レイクウッド総成CCがPGM総成GC(千葉)、旧・レイクウッド大多喜CCが大多喜CC(同)、10月に旧・レイクウッドGC富岡CがPGM富岡CCノースコース(群馬)に経営交代により名称変更、これに併せてPGM運営の旧・富岡CCはPGM富岡CCサウスコース(同)に名称変更した。
経営交代要因による名称変更は本紙が集計した速報時で30年86%、29年55%、28年44%、27年85%で半数ないし大半のどちらかにかたよる。グループの冠が付いたコース名称だと、経営交代により名称変更が多くなっている。
その他の経営交代による名称変更は、3月にインターナショナルGR京セラがさつまゴルフリゾート(鹿児島)に、新経営者により8月にグランドオープンした茨戸CCはエムアール茨戸CC(北海道)に名称変更した。
法的整理要因では北海道地震の影響もあった茨戸CCが破産処理の後、新経営者で再建した。
経営は変わりないがリニューアルにより名称変更したのが、3月に韓国系の阿蘇スカイブルーGR(旧・阿蘇高森GC)、4月にやくらいサイズGC(旧・やくらいGC)、9月にくずはGL(旧・くずはG場)とあった。
名称変更を元号で分けると4月末までの平成が20コース、8カ月間あった令和元年が4コースで、令和に入っての変更は少なかった。ちなみに平成最後の名称変更は4月のやくらいサイズGC、令和初の名称変更は8月のエムアール茨戸CCということになる。
令和2年は民事再生手続きを経てPGMグループに入った富士御殿場GCが1月15日から御殿場東名GC(静岡)に名称変更、インバウンド需要も見据えてドリーム苫小牧CCが1月22日から北海道ドリームCC(北海道)に名称変更、秋山CCが3月1日から桜ヒルズGC(山梨)、4月4日のグランドオープン時から八千代GCが太平洋クラブ八千代コース(千葉)に変更が予定されている。