一季出版株式会社

2020.05.01
2020/5/1 北関東等7県2019年入場者、前年比3%増~3%減

北関東等7県のゴルフ場利用税に基づく2019年入場者状況をまとめる。
北関東(茨城、栃木、群馬)及び新潟、長野、山梨、静岡計7県の県別延べ入場者状況をみると、新潟県(43施設)が延べ入場者数116万4401人(上半期45万9568人、下半期70万4833人=以下同)で前年同期に比べ3・46%増(上半期5・78%増、下半期2・01%増=以下同)となったのを筆頭に、以下、山梨県(41施設)157万9631人(72万1271人、85万8360人)で1・14%増(5・69%増、2・39%減)、栃木県(123施設)477万1332人(226万8627人、250万2705人)で0・89%増(3・78%増、1・59%減)、静岡県(94施設)362万416人(172万9757人、189万659人)で0・72%増(2・70%増、1・02%減)と4県で前年を上回った。あとの3県は、茨城県(115施設)525万6933人(256万7051人、268万9882人)で0・45%減(1・99%増、2・66%減)、群馬県(74施設)272万4378人(127万2429人、145万1949人)で0・79%減(1・56%増、2・77%減)、長野県(71施設)161万9772人(58万4373人、103万5399人)で3・15%減(1・97%減、3・81%減)と落ち込んだ。

下半期の月別では、7月は長引く梅雨で各県とも低調、8月は天候にも恵まれ茨城(7・22%増)、栃木(4・40%増)両県で好調、9月は台風の影響で減少した前年の反動から6県で5%以上の増加(うち2県が2桁増を記録)となった。ところが、10月は一転して台風や記録的豪雨によって7県すべてでマイナス、うち6県が2桁減(山梨県24・56%減、長野県19・17%減、茨城・栃木・群馬3県16~17%減、静岡県13・42%減)を記録した。11月は茨城県で5・92%減となるなど台風余波が続き、12月は新潟県(49・10%増)と長野県(5・68%増)で前年を大きく上回ったもののあとの5県がマイナスとなっている。

なお、先に報じた関東3県を合わせた首都圏10県の延べ入場者数は3471万547人(859施設)で前年同期の3492万7135人(864施設)に比べ21万6588人、0・62%の減少となった。
1施設平均は前年同期比17人減の4万408人。下半期月別の増減率は、7月0・39%増、8月3・73%減、9月10・84%増、10月18・43%減、11月4・57%減、12月2・85%減となっており、10月の台風及び記録的豪雨の影響が大きかったことがわかる。

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※「ゴルフ特信」第6488号より一部抜粋

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