一季出版株式会社

2020.08.14
2020/8/14 5月プレー料金指数、107・7Pで0・8%下落

総務省統計局が発表した令和2年5月の全国消費者物価指数(27年基準、CPI)は101・6ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比0・2%下落し、3月までの39カ月上昇から一転、4月の0・2%下落に引き続き2カ月連続での下落となった。
また、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の5月の全国指数は107・7Pで、前年同月比は0・8%下落し、4月は0・4%上昇し3カ月続けての上昇だったが4カ月振りの下落。「東京都区部」の5月のプレー料金指数は127・9P(1万2947円)で前年同月比5・9%上昇となり、こちらは4月の5・4%上昇に続き、3カ月連続の上昇となっている。

一方、小売物価統計による主要都市部の5月のゴルフプレー料金でみると、さいたま市が1万3638円(2・5%増)で最も高く、福島市が1212円(37・6%減)で低い。集計46都市のプレー料金は本紙集計の単純平均で5523円となり、前年の47都市での5671円と比べ2・6%の減少となっている。この単純平均は4月も2・1%減となっていることから2カ月連続の減少となった。
4月と5月は新型コロナの影響で客単価の減少や入場者減が明らかになっており、消費者物価指数や小売物価統計では実態を反映できていない可能性がある。例えば、東京都区部の5月のプレー料金指数は5・9%上昇となっているが、小売物価統計では7・3%減少となっており、指数が上昇したと考えるのは無理がありそうで、それだけ統計局も混乱したのかも知れない。

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※「ゴルフ特信」第6527号より一部抜粋

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