2020.12.07
2020/12/7 会員募集、中部は愛知、岐阜、石川、三重で35コース
中部地区で会員募集が判明した主なゴルフ場は35コースで、昨年調査時に比べて3コース増加した。35コースのうち、正会員ベースで募集を実施しているゴルフ場は34コース(前年比3コース増)を数えた。正会員ベースの平均募集金額は93・3万円となり、前年の95・2万円に比べ1・9万円、2%減少となった。
正会員ベースの種別及び平均募集金額内訳は、「預託金制」がコース数9コース(前年8コース)で平均募集金額82・8万円(82・8万円)、プレー会員権が24コース(22コース)で84・4万円(85・9万円)、株主会員が1コース(1コース)で400万円(400万円)。終身・譲渡不可は昨年に続きゼロだった。
中部地区でもプレー会員権募集が主流。プレー会員権募集は昨年より2コース増えたことから、募集金額ではやや低くなっている。その他の募集は、ほぼ昨年と変わらず、株主会員400万円募集を実施しているのはスリーレイクスCC(三重)で、募集定員を設けずに入会希望があれば受け付けるというスタンスで継続している。
正会員ベースで募集金額をみると、片山津GC(石川)の440万円(プレー会員権)が最も高く、以下、スリーレイクスCC400万円、東建多度CC・名古屋(三重)308万円(プレー会員権)、東建塩河CC(岐阜)253万円(同)などと続き、金額が100万円を超えたのは計10コースにのぼった。昨年は9コースだったが、伊良湖シーサイドGC(愛知)がトーシングループの傘下となり110万円のプレー会員募集を実施していることから、1コース増えている。逆に最も安いのは、昨年に続きPGMグループの名阪チサンCC(三重)の11万円(プレー会員権)で、同じ市内に所在する名阪ロイヤルGC(同)も16・5万円(同)となっている。
正会員ベースの県別募集状況及び平均募集金額は愛知県が2コース(前年3コース)で89・3万円(73・5万円)、岐阜県が16コース(16コース)で67・4万円(64・5万円)、石川県が2コース(2コース)で232・1万円(231・5万円)、三重県が13コース(13コース)で104・8万円(104・1万円)。愛知県は伊良湖シーサイドGCが新たに増えたことで、コース数、平均募集金額ともに増えた。
募集開始時期(正会員ベース、募集終了コースも含む)でみると、2020年以降が3コースで88・3万円、2019年が5コースで55万円、2018年がゼロ、2017年が3コースで34・7万円、2016年が2コースで212・5万円、2015年以前が21コースで100・1万円となっており、募集長期化の傾向が強い。