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2021.03.29
2021/3/29 FIFGフットゴルフワールドカップ日本は中止

サッカーボールを蹴ってゴルフのように打数を競うフットゴルフの「FIFGフットゴルフワールドカップ日本2021」(W杯)が正式に中止と発表された。
当初は2020年にセブンハンドレッドクラブ(18ホール、栃木県さくら市)で開催される予定だったが、東京五輪同様、1年間延期が発表され会場はそのままに2021年の9月22日~10月3日に開かれる予定であった。

国際フットゴルフ連盟(FIFG)に加盟する約40カ国の各会長による投票で世界的な感染拡大に収束の目処が未だ立たないことから中止が決定、1月28日にFIFGが発表していた。再延期の可能性もあったようだが中止に決まったことで、一般社団法人・日本フットゴルフ協会では次回開催が有力視される2023年に向けて立候補する考えを示唆している。
もっとも、現在開催中の国内のジャパンツアーは7月末まで開催を継続する予定で、2028年ロス五輪でのフットゴルフ採用に向けて、世界的に動いているという。

一方、ワールドカップの開場予定だったセブンハンドレッドCでも、「誠に残念ではございますが」として1月31日にゴルフ場ホームページでワールドカップの中止を伝えたが、「フットゴルフを皆様に認知して頂けるよう努めて参りたいと思っております」と案内した。
1月10日に記念すべき第1回フットゴルフクラブチャンピオン大会開催の結果も報告していただけにゴルフ場関係者は落胆したようだ。

同クラブを経営する㈱セブンハンドレッド(小林忠広社長)はグループ会社の住地(小林代表、東京都港区)で、さくら市喜連川のお丸山公園に隣接する旧・ホテルニューさくら(1985年開業の旧国民年金保養センターきつれがわをリニューアルし、20の客室があった。日帰り入浴客も受け入れていたが昨年4月に新型コロナの影響で閉館していた)を取得、今年4月を目途に温泉ホテルとして営業再開を目指していると地元新聞でも報じられたところだった。また小林代表は父親が創業したゴルフ会員権業大手の住地ゴルフでも代表に就任したところ。W杯の中止は残念だったようだが、ゴルフ場では何でもできるゴルフ場など名称にちなんで700の挑戦を行っており、目標は各会社や事業で益々増えているようだ。
いずれにしても9月末に開催される予定だった国際的イベントが中止となったもので、7月下旬から開催予定の東京五輪がどうなるのかはやはり気になるところだ。

関連記事:2019/11/21 セブンハンドレッドクラブ(栃木)フットゴルフW杯会場に

※「ゴルフ特信」第6616号より一部抜粋

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