2021.04.09
2021/4/9 西武HD決算、G場含むスポーツ業は前年同期比42%減
㈱西武ホールディングス(後藤高志代表取締役社長)は10日、2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~12月31日)決算短信(連結)を発表した。
同発表によると、同期は秋口においては外出需要の回復や政府の「Go To キャンペーン事業」への取り組みなどによる持ち直しがあったものの、新型コロナウイルス感染症流行による利用客の減少や一部施設の臨時休業、新たな生活様式の広がりなどにより、営業収益2524億46百万円で前年同期比41・6%減、営業損失370億72百万円、経常損失441億95百万円と減収減益となった。親会社株主に帰属する四半期純損失は481億42百万円、1株当たり四半期純損失は160円72銭となっている。
セグメント別では、都市交通・沿線事業が営業収益920億41百万円(前年同期比28・9%減)、営業損失58億96百万円(282億77百万円減)、ホテル・レジャー事業が626億62百万円(65・6%減)、412億98百万円(556億06百万円減)、不動産事業が413億63百万円(10・6%減)、119億55百万円(24億57百万円減)、建設事業が705億50百万円(7・6%減)、31億64百万円(3億45百万円減)、その他が210億92百万円(43・9%減)、48億99百万円(88億48百万円減)と、全事業で前年同期を下回った。
ホテル・レジャー事業は中でも一番の落込みだったが、同事業のうちゴルフ場を含むスポーツ業についてみると、90億16百万円で前年同期比65億14百万円、率にして41・94%減少した。ホテルやゴルフ場、レジャー施設等の臨時休業、営業再開後における利用客減少が大きく響いている。
なお、2021年3月期の連結業績予想は、営業収益が前年同期比40・1%減の3320億円、営業損失が560億円、経常損失が640億円と、直近の公表からの修正はない。