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2021.04.23
2021/4/23 コースでのゴルフ参加、6・6%で617万人相当か

スポーツ庁は2月25日に令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の調査結果を発表した。
同世論調査は、民間委託により令和2年11月6日から11月25日にかけて18~79歳の男女を対象にインターネット調査(人口動態に合わせた比率で回答数2万件)で行った。
発表によると、週1日以上運動・スポーツする成人の割合は59・9%(元年度53・6%、30年度55・1%)。男女とも全世代で実施率は前年を上回った。週3日以上のスポーツ実施率も30・9%(元年度27・0%、30年度27・8%)と高まっている。

「この1年間に実施した種目について」の調査では、1位が「ウォーキング」で65・4%(男性65・3%、女性65・4%)となり、元年度の62・4%(男性62・7%、女性62・1%)に引き続き断然トップで男女とも上昇した。
2位「トレーニング」16・9%(前年14・6%、3位)と3位「体操」16・9%(14・2%、4位)、4位「階段昇降」16・3%(16・3%、2位)が16%台の僅差で続き、5位「ランニング(ジョギング)・マラソン・駅伝」14・0%(13・9%、5位)、6位「自転車(BMX含む)・サイクリング」12・5%(12・5%、6位)、7位「エアロビクス・ヨガ・バレエ・ピラティス」7・5%(7・7%、7位)と続き、8位に「ゴルフ(コースでのラウンド)」が全体6・6%(男性11・5%、女性1・8%)で入った。 「ゴルフ(コースでのラウンド)」は元年度に7・1%(男性12・5%、女性1・8%)で同じ8位であり、2年度は男性で1・0Pダウン、女性は前年と同様であった。30年は全体7・4%(男性12・7%、女性2・1%)、29年は5・9%(男性9・6%、女性2・2%)であったことから2年度は3年前より高いが、2年連続で実施率を落としている。
9位は「ゴルフ(練習場・シミュレーションゴルフ)」で全体5・8%(男性9・8%、女性1・9%)、前年と順位は同じだが、男性が0・8Pダウン、女性は0・1Pダウンした。
以下、10位「釣り」、11位「登山・トレッキング・トレイルランニング・ロッククライミング」、12位「ボウリング」、13位「水泳」、14位「縄跳び」などとなった。

前年に引き続き軽い運動が上位でスポーツの実施率を上げているが、上位20位以内で見ると10位の「釣り」は前年と実施率が変わりないが順位が3ランク上昇、また14位「縄跳び」は実施率・順位とも大幅上昇、17位の「ダンス」、19位の「キャンプ・オートキャンプ」も上昇した。一方でボウリングや水泳、卓球など屋内で活動することの多いスポーツは大きく実施率を下げた。
スポーツ庁担当者は「コロナ以前の行動も含めた年間を通じての活動調査なのですが、少しコロナ下の影響も出ています」と説明している。コロナ下では屋外で3密を避けられるスポーツとして定着したゴルフと練習場だが、実施率は延べ来場者数の減少度合いとほぼ同じで、裾野の広がりではなく、回数が増加したことを想像されることとなった。このため、今回の結果からはゴルフの優位性は出ていないが、上位種目で自身の健康にも地域の経済にも貢献している度合いからするとゴルフは非常に高そうだ。

ちなみにゴルフ人口を推定すると、日本の20~79歳人口推計が昨年11月時点で9345万人のため、ゴルフ(コース)は617万人、練習場は542万人となる。前年の推定人口と比較すると同48万人減、39万人減となる。
世代別など詳細データは3月末を目途にまとめられ、発表は4月以降になるとみられている。

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※「ゴルフ特信」第6626号より一部抜粋

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