一季出版株式会社

2021.05.16
2021/5/16 1人予約ランドの㈱バリューゴルフ、ゴルフ事業好調

1人予約ランドなどを展開する㈱バリューゴルフ(水口通夫社長、東京都)は、3月12日に2021年1月期の連結業績を発表している。
同期(2020年2月1日~2021年1月31日)の連結業績は、売上高44億70百万円(前年同期比22・4%減)だが、営業利益は91百万円(42・2%増)、経常利益99百万円(82・9%増)で、親会社株主に帰属する当期純利益は32百万円の損失だった。これは連結子会社である㈱産経旅行においてのれんの未償却残高の全額59百万円を減損損失として特別損失に計上したことによるという。

前期のセグメント別では、ゴルフ事業の売上高は前期比13・3%増の35億89百万円で営業利益は16・4%増の4億92百万円、トラベル事業の売上高は66・4%減の8億43百万円、営業損失は83百万円(前年40百万円の損失)だった。
2022年1月期の業績予想は売上高58億円(29・8%増)、営業利益1億80百万円(96・5%増)、経常利益1億70百万円(71・5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億円と増収増益の予想としている。

経営成績等の概況については、COVID-19感染拡大防止のため、大人数が集まるようなコンペ企画等は控える傾向となり、先行き不透明な状況としたが、ゴルフは「3密」を避けやすい屋外スポーツであることが認知されたこともあり、若年ゴルファーが増加し、人気ゴルフ場では予約が取りにくくなるなどゴルフ人気が再燃しているなどと報告。コロナ禍における需要の変化に対応し商品力の強化を継続的に実施し新たな集客プラン(1バッグプレー枠の確保、スループレープランの拡大)の提案、システムインフラの増強を行った。そして今後の取組みとして、Afterコロナにおける新たなビジネスチャンスの創出や、既存事業の充実に向けたM&Aの展開を挙げた。
1人予約ランドの契約ゴルフ場数は1月末で1117コース、登録会員数は73・4万人とし、それぞれ伸びを加速させる意向。ゴルフ事業のECやレッスン、バリューゴルフ大崎も活かしグループ内で新たなサービス構成を目指す。

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※「ゴルフ特信」第6637号より一部抜粋

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