2021.07.25
2021/7/25 ㈱アルペン、業績好調で全従業員に「特別一時金」支給
スポーツ用品販売の㈱アルペン(水野敦之社長、名古屋市中区)は6月23日に開催の取締役会において、当社グループの全従業員に対して、特別一時金を支給することを決議したと発表した。
理由は「新型コロナウイルスの感染拡大が継続する中、懸命に業務に精励し、業績拡大に貢献している従業員の労に少しでも報いるため、全従業員を対象として特別一時金を支給いたします」とした。
支給対象は、「当社基準日までに入社し、かつ2021年6月末時点でも在籍している社員及び臨時社員(アルバイト)」。社員には6月30日(夏季賞与に加算支給)、臨時社員は7月15日(6月度給与に加算支給)。支給総額は約7億円を見込んでいるという。
同社が5月17日に発表している2021年6月期第3四半期(7~3月末)によると売上高は1715億70百万円で、前年同期と比べ102・8%、営業利益は114億35百万円で642・0%と増収増益で、当期純利益は83億35百万円(前期は4億11百万円の損失)を計上していた。
売上高の貢献面では、ゴルフが641億54百万円で、前年比111・9%増の68億13百万円と大きく伸長し、一般スポーツが979億50百万円で99・5%の5億11百万円減となったことや、ウインターの減少を補ってもプラスを計上していたとしている。
4月以降も全店舗売上の月次では4月は173・8%(前年度57・9%)、5月は122・0%(80・9%)と盛り返している。
6月9日には6月期の期末配当金につき1株当たり5円増配の25円とし、これにより年間配当金は1株当たり45円となると発表していた。
ちなみに全従業員数は約1万2700名となるようだ。特別一時金支給は業界にとってもゴルフが好調の明るいニュースとして受け止められたようだ。