2021.09.15
2021/9/15 ㈱平和の第1四半期決算、大幅な増収増益に
パチンコ等の遊技機器メーカーで、ゴルフ事業のパシフィックゴルフマネージメント㈱(PGM、田中耕太郎社長、東京都台東区)を完全子会社としている㈱平和(嶺井勝也社長、同)は8月5日、2022年3月期第一四半期決算(2021年4月~21年6月)の連結業績を発表した。
同期の売上高は320億51百万円(前年同期比98・2%増)で、営業利益が43億67百万円(前年同期は44億15百万円の損失)、経常利益が43億31百万円(44億91百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が26億33百万円(58億13百万円の損失)と大幅な増収増益のプラス転換となった。通期予想は売上高が1507億円(39・9%増)、営業利益223億円(319・8%増)、経常利益214億円(269・0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益139億円と継続した回復を見込んでいる。
同期のセグメント別情報をみると、遊技機事業は新型コロナウイルス感染症の影響により新機種の発売を見送った前年同期と比較し、販売台数が大幅に増加。同期間の売上高は91億16百万円(前年同期比678・0%増)、営業利益は77百万円(33億01百万円の損失)となった。
ゴルフ事業においては、前年同期は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛要請等により来場者数が著しく落ち込んだが、当第1四半期では大幅に回復。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴うアルコール提供の自粛、コンペの減少等の影響で、顧客単価が想定より低下したものの、来場者数の増加及び新規ゴルフ場取得により前年同期を大きく上回ったという。同期間の売上高は229億34百万円(52・9%増)、営業利益47億96百万円(5億03百万円の損失)となっている。
なお、当会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」を適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとした。ゴルフ事業で提携している外部ポイントプログラムは、売上時に顧客へ付与するポイントを、従来、売上原価に計上していたが、売上高から控除する方法に変更、名変料収入も契約時から合理的な期間に見直した。