2022.05.30
2022/5/30 顧客単価平均、平均1万265円、中央値9641円
顧客単価平均(回答100)は「6500~8000円未満」が22%、「8000~9000円未満」17%、「1万1500~1万5000円未満」14%などとなるが5000円~2万円まで2桁を数えて比較的幅広い。単純計算すると平均は1万265円、中央値は9641円となった。1円単位で回答した件数が少ないが参考までに地域別で集計すると、関東(回答17件)が平均1万2876円(中央値1万3020円)で最も高く、関西(3件)1万1833円(9500円)、静甲信越(6件)1万1200円(1万150円)、中・四国(9件)8930円(7500円)、中部(三重含む、12件)8061円(8000円)、九州・沖縄(5件)8034円(7500円)、北海道(2件)7395円(7395円)、東北(2件)3750円(3750円)となった。
経産省「特定サービス産業動態統計」ゴルフ場での21年客単価は9210円、前年比2・7%上昇し、19年の9871円には及ばないものの回復している様子が伺える。
今回の調査対象は平均で1万円を超えたことから動態統計の対象ゴルフ場より優秀と言えそうだ。ただビジターの平日セルフプレー料金と顧客単価平均が近いことから、メンバーのアクティブ化とともに、特別営業料金並みの色々な割引制度で客単価を下げているものと見られる。
月刊ゴルフマネジメント6月号で料金調査アンケートの詳細を報告するが、景況感のDI値は65ポイントと比較的好調を維持している。
ネット予約が進んでいるものの依然、電話予約が主流であることから、6月号では「LINE公式アカウント」にゴルフ場がLINEコールに登録していれば、通話料が無料になる方法や、アプリやLINE、チャットボットの活用で自動予約やインバウンドの対応も紹介している。また増えている若年層の取り込み、定着のためにも9ホール以下等の低料金でのプレー枠確保も提案。回答者から寄せられた様々な意見も掲載している。