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2022.06.04
2022/6/4 景気ウォッチャー4月、入場者好調も景気判断は辛め

内閣府の『景気ウォッチャー調査』の令和4年4月調査が12日に公表された。入場者状況は好調な反面、新型コロナや円安、物価上昇などマイナス要因が多く、現状、先行きともDIが前月より下落している。
同調査によると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ関係者は5地域(3月5地域)計8人(9人)で、最高評価の〝良くなっている〟は0人(0人)、〝やや良くなっている〟は2人(2人)、〝変わらない〟は3人(4人)、〝やや悪くなっている〟は1人(2人)、〝悪くなっている〟は1人(1人)。独自にDIを算出すると、4月は40・6となり、前月の44・4に比べ3・8ポイント(以下、P)下落した。

4月は、冬季クローズしていたゴルフ場が営業をスタートし、ゴルフシーズンが本番を迎える月だ。景気判断の理由説明でゴルフ場入場者について言及しているのをみると、「4月は比較的温暖な気候に恵まれ、前月に引き続きコースは高稼働率で推移している」(南関東地域、経理担当、変わらない)、「今月の入場者数は前年及び予算並みに維持している」(東海地域、支配人、変わらない)と好調な模様だ。ただ、入場者は良いが、レストランの売上が戻らずコンペや法人需要が依然回復しないなどで運営面では苦戦しているため、現状判断は辛めとなっている。
一方、『先行き判断』は6地域(3月6地域)計11名(12名)が回答。〝良くなる〟は0人(1人)、〝やや良くなる〟は2人(1人)、〝変わらない〟は3人(2人)、〝やや悪くなる〟3人(5人)、〝悪くなる〟は3人(3人)。これにより、先行きDIは34・1で前月の40・0から5・9P下落している。

先行きについては、人流が活発化したゴールデンウイークを経ての新型コロナウイルス感染動向、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の再発出の有無、ウクライナ情勢、円安、物価上昇などから景気が悪くなるのでは、と判断するウォッチャーが過半数を占めている。
なお、業種全般の4月DI(原数値)は現状が50・7で前月比1・8P上昇、先行きが48・0で同0・4P下落となっている。

関連記事:2022/5/13 景気ウォッチャー3月、現状、先行き改善もDIは40台

※「ゴルフ特信」第6796号より一部抜粋

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