2022.08.04
2022/8/4 5月プレー料金指数、10年以上前までほぼ回復
総務省統計局が発表した令和4年5月の全国消費者物価指数(2020年基準、CPI)は101・6ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比2・1%上昇し、9カ月連続の上昇と物価高が続いている。
一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の5月の全国指数は111・9Pで、前年同月比は2・0%上昇した。4月は2・8%上昇で2カ月続いての上昇だった。「東京都区部」も5月のプレー料金指数は117・8Pで1・6%上昇、4月は3・3%上昇し2カ月連続上昇となった。
ちなみに5月は春のゴルフシーズンで料金が秋に次いで比較的高くなる季節で、全国で111・9は2011年の111・6を上回りここ12年間で最も高くなった。東京都区部においては2013年の85・5Pより32・3%も高くなり、もはやバブル当時に近いプレー指数(ただし1994年以前の指数はなし)となっている。
小売物価統計による主要都市部の5月のゴルフプレー料金でみると、東京都区部が前出通り1万5342円(1・6%増)で最も高く、福島市が1518円(17・8%増)で低い。増加率では札幌市の58・3%増(2675円→4235円)、松山市18・7%減(1万133円→8240円)が目立つ。集計46都市のプレー料金は本紙集計の単純平均で5656円となり、前年の46都市での5701円と比べ46円、0・8%下落し、5カ月振りの下落となった。
小売物価統計による各都市の料金を見ると、決して高い印象はないのだが、長期でみると上昇傾向が強まっていることになる。