鹿沼グループ（福島範治代表）の鹿沼72カントリークラブ（45ホール、栃木県鹿沼市、経営＝東北縦貫開発㈱、福島範治代表）は、クラブハウス内に「バーチャルゴルフラウンジ」を７月18日からプレオープンし、８月５日にグランドオープンする。
「バーチャルゴルフラウンジ」は、同ＣＣクラブハウス２階にあるコンペルームの２室分のスペースに、シミュレーションゴルフ２台（ＧＯＬＦＺＯＮ社製）とラウンジを設けた。経済産業省（中小企業庁）の令和２年度第３次補正予算「事業再構築補助金」の第２回公募で同クラブの事業計画が採択（本紙６７０２号既報）され、同グループのアドバイザーであるRE FACTORY㈱（東京都港区）小林純代表によるデザイン・監修の下、工事が進めらた。

同補助金でバーチャルゴルフを導入しての事業が採択されるのは、ゴルフ場業以外の業種に多い。ゴルフ場業ではグランピングの計画を挙げるところが多く、同ＣＣも当初はそのつもりだった。だが、グランピングには旅館業法の許可が必須なため断念、〝また来たいと思ってもらえる次のゴルフ場を目指す〟グループビジョンを遂行するためにバーチャルゴルフとラウンジを整備することに変更したという。
東北縦貫開発㈱が第２回公募に通常枠で応募、採択された事業計画の概要は〝ゴルフ人口の減少・高齢化およびコロナ禍で消失したコンペに対して、若者・未経験者の開拓を目的に、本場のゴルフ場（リアル）とデジタルを融合した「デジタルワンストップゴルフサービス」を提供する〟となっている。

７月14日には報道や関係者向けのレセプションを開催。福島代表は、「バーチャルゴルフラウンジをはじめ、多くの人が集い交わえる、人と人とがつながれる、そんな場をこれからも作り続けていきたい」などと挨拶した。今後は、鹿沼市の補助を受けてバーチャルゴルフラウンジで婚活パーティーを開催する計画もあるそうだ。
バーチャルゴルフラウンジの営業時間は10～17時（当面予約制）で、１コマ50分（最大６名利用可、１人当たり所要時間30分目安）の利用料金（価格は税込）は平日４４００円、土・日祝日６６００円。朝９時半までの練習利用（平日10分５５０円、土・日祝日６６０円）も可能。

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※「ゴルフ特信」第６８２６号より一部抜粋