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2023.04.01
2023/4/1 リソルグループ、ソーラーカーポート事業を推進

リソルグループ(本社=東京都新宿区)のリソル土地開発㈱(湯田幸樹代表取締役社長、本社=福島県石川郡)は、環境負荷軽減を目指した〝ソーラーカーポート〟をスパ&ゴルフリゾート久慈(茨城県常陸太田市)において今年1月26日に稼働を開始したと発表した。
発表によれば、同グループが進めるソーラーカーポート事業は、ゴルフ場の駐車場に太陽光発電設備を搭載したカーポートを建設し、発電した電気をゴルフ場クラブハウスに送電し施設で自家消費するもので、環境省の補助金採択事業として取り組んできたという。

特長として「施設への送電で〝脱炭素化〟に貢献」、「安全性と利便性に配慮した設計」、「顧客サービスの向上にも寄与」、「クリーンエネルギーを活用したEV充電器の設置が可能」があり、将来的には災害時の非常用電源としての活用や、今後普及が見込まれる電気自動車(EV)の充電用バッテリーなどの活用を視野に事業を推進する。
リソルグループゴルフ場の中京GC石野コース(18ホール、愛知県豊田市)、瀬戸内GR(同、広島県竹原市)においても導入計画を進めている。さらにグループゴルフ場をモデル設備とし、他社ゴルフ場等への販売準備(企画監修)の検討もしているという。

リソルグループは、すべての事業において「人にやさしい」「社会にやさしい」「地球にやさしい」という長期方針を掲げている。再生可能エネルギー事業分野においては、2015年ごろから太陽光発電設備や地産地消エネルギーシステムに取り組み、今後もFIT制度に頼らない再エネの導入や液化石油ガス削減の実現、グループのスポーツ施設やゴルフ場などの敷地内での環境に優しいクリーンエネルギーの活用など、「地球にやさしい」企業グループを実践し、持続可能な社会の実現に貢献していくと表明している。

なお、同グループのソーラーカーポートの特長としては、車がぶつからないよう、前方の支柱を無くした駐車しやすい、後方支柱型のカーポートを㈱カケフ住建と共同開発したという。太陽光発電設備としてだけでなく、駐車場に屋根が付くことで雨や日射を防ぐことになり、利用客の駐車時の利便性も向上する。基本設計として50cmまでの積雪や、秒速34mまでの風雨にも耐えることができ、利用客の車を日射や雨などから守る利便性が高い構造としている。
スパ&GR久慈が稼働開始したソーラーカーポートは、駐車場台数40台分で太陽光パネル出力108kW、パワコン出力100kW、蓄電池容量65kWh、年間発電量は11万6271kWh(約27世帯が1年間に使用する電気使用量に相当)、再エネ消費比率(1年間の電気使用量に対する発電量)は約8~9%、CO2削減効果は63t-CO2/年(杉の木約4400本が1年間に吸収するCO2量に相当)と発表。同事業は、環境省の『ソーラーカーポート等の新たな自家消費型太陽光等の導入支援事業』の補助金採択事業であり、それに関する優良事例としても紹介されているという。

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「ゴルフ特信」第6899号より一部抜粋

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