2023.04.13
2023/4/13 MBKパートナーズ、日本の介護サービス事業に投資
日本を含め東アジア地域を拠点に活動するプライベート・エクイティ・ファームのMBKパートナーズは2月8日付けで、高齢者介護サービスを運営する㈱ユニマット リタイアメント・コミュニティ(中川清彦代表取締役社長、東京都港区)の発行済み株式の全てを取得することについて、㈱ユニマットライフを始めとする現在の株主と株式譲渡契約を締結し、今年4月を目途に同社株式全部を譲り受けする予定と発表した。
MBKPは、日本における介護サービス事業について、超高齢化社会を迎える中で社会的意義の極めて高い成長市場と捉えて、2021年に㈱ツクイ(横浜市)の全株式を取得していたという。MBKPは、アコーディア・ネクストゴルフ(ANX)グループの株式を22年1月末までにソフトバンクグループ傘下の米フォートレス・インベストメント・グループに売却し、日本のゴルフ場企業への投資で利益を挙げた実績がある。
一方、㈱ユニマット リタイアメント・コミュニティは、2021年に大株主のユニマットライフがTOBにより髙橋洋二氏とともに全株式を取得し、21年6月10日東証JASDAQスタンダード市場から上場廃止となっていた。今回の売却資金で同グループの取り組む施策が注目される。