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2023.04.29
2023/4/29 GDO決算、売上高16・4%増、来期予想は15%増と

ゴルフポータルサイト「GDO」運営の㈱ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO、石坂信也代表取締役社長、東京都品川区)は14日、2022年12月期(1月1日~12月31日)連結業績と23年同期の連結業績予想を発表した。
同連結会計年度の経営環境については、新型コロナウイルス感染症の感染状況は緩やかに改善し消費活動が徐々に正常化に向かう一方、急激な為替変動やグローバルサプライチェーンの混乱、世界的なインフレ進行など景気の先行きが不透明感を増している。そのような環境下、同社グループは、21年2月公表の中期経営計画「LEAD THE WAY(ゴルフビジネスの次世代を切り開く)」の基本方針にもとづき、ゴルフの新しい需要創出を目的に22年8月30日付けで米国の連結子会社・GoflTEC Enterprises LLCにおいてSkyTrack事業を取得したとしている。

これらの結果から、同期の売上高は460億90百万円で前年同期比16・4%増加したものの、営業利益はSkyTrak事業の諸費用及び米国連結子会社の持分追加取得に係る一時費用等で11億89百万円(30・3%減)、経常利益は為替差損の計上等によりマイナス1億75百万円(前年同期17億15百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億39百万円(67・2%減)となった。EBITDAは40・4億円(12・6%増)となり売上高(16・5%増)とともに2桁増加し、過去最高を更新継続しているとした。
同社決算説明によると、連結売上高のセグメント別では国内売上高が天候や新型コロナ等の外的要因を受けた第1四半期を除き成長し275億93億円(前年同期比6・2%)、海外売上高も連結子会社の成長や新事業取得が寄与し184億96百万円(同57・5%増)、サービス別ではゴルフレッスンが前年同期比42・5%増と大きく成長するとともにゴルフ用品販売11%増、ゴルフ場ビジネス2・5%増。その他サービスはSkyTrak事業及び国内ゴルフ練習場事業が寄与し83・5%増と、各サービスとも成長拡大している。

今後の見通しについては、「LEAD THE WAY」にもとづき、①コア事業の磨上げと新規事業の育成、②マーケティングやテクノロジーにより差別化を追求したお客様の圧倒的支持を獲得、③主力事業での利益成長を通じて将来成長への投資能力を高める--ことに集中して取り組むとしている。
これらを踏まえ、次期連結会計年度(2023年1~12月)通期連結業績予想は売上高530億円(前年比15・0%増)、営業利益20億50百万円(72・3%増)、経常利益12億26百万円(前年は経営損失1億75百万円)、当期純利益5億50百万円(62・1%増)を見込んでいるとしている。

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「ゴルフ特信」第6906号より一部抜粋

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