一季出版株式会社

2023.05.22
2023/5/21 1月プレー料金指数、94・3も上昇幅は今世紀最大に

総務省統計局が発表した令和5年1月の全国消費者物価指数(2020年基準、CPI)は104・3ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比4・2%上昇し、17カ月連続の上昇となった。このうちエネルギー関係は都市ガス代の上昇幅が拡大したものの、電気代、ガソリンの上昇幅が縮小し、エネルギーによる上昇幅は0・04ポイント縮小したという。ただし、エネルギー関係の上昇幅は前年同月比14・6%増(前月比0・9%増)で、内訳は電気代20・2%増(0・7%増)、都市ガス代35・2%増(3・5%増)、プロパンガス6・3%増(0・1%増)、灯油4・3%増(0・2%減)、ガソリン0・4%増(0・2%増)と灯油を除いて前月より高い。

一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の1月の全国指数は94・3Pで、前年同月比4・2%上昇し、10カ月連続の上昇、上昇幅は今世紀最大となった。「東京都区部」の1月プレー料金指数は94・1P(1万2257円)で前年同月と同じとなり、12月まで続いた3カ月連続の下落が止まった。
小売物価統計による主要都市部の1月のゴルフプレー料金でみると、那覇市が1万4059円(前年同月比7・2%増)で最も高く、福島市が1518円(前年同月同)で低い。集計39都市のプレー料金は単純平均で5053円となり、前年の37都市での5161円と比べ2・1%の比較的大きな下落となっている。

消費者物価指数が上がったのに対して、小売物価平均が下がったのはウエイトの問題と説明できそうだが、ゴルフ場の多い県の都市で上昇したことが平均指数が上がった要因かもしれない。
いずれにしても、光熱費等が上昇し、ゴルフ場もプレー料金値上げに舵を切っていることから、プレー料金指数が上がっているものだ。

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「ゴルフ特信」第6911号より一部抜粋

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