2023.06.22
2023/6/22 ゴルフ場、年間入場者1人当たり売上高1万1606円
総務省及び経済産業省は令和5年3月28日に、「令和3年経済センサス」活動調査の二次集計結果を公表した。
令和3年6月1日に実施した調査で、必要な数値が得られた事業所を対象にした数値を集計したとしており、全数調査とはなっていないが、参考までに報告する。
産業小分類「娯楽業」で掲載された10業種の1つにゴルフ場があり、令和3年の事業所数は1954事業所で令和2(20)年の年間売上高合計は7412億02百万円、1事業所当たり売上高は3億7933万円、年間入場者数は6386万5588人で、年間入場者1人当たりの売上高は1万1606円となった。年間1人当たりの売上高は興行の2万239円に次いで2番目に高い。ゴルフ練習場は1747事業所で売上高合計は1595億26百万円、1事業所当たり売上高は9131万円、年間入場者数は8611万349人で、年間1人当たりの売上高は1853円となった。
ちなみに20年はコロナ下で利用者数、売上高が最も落ち込んだ年であり経産省特定サービス産業動態統計のゴルフ場は売上高798億92百万円で年間利用者当たり売上高を計算すると20年は8964円だった。この数値からすると、ゴルフ場事業所は少なくとも利用者当たりプラス約2000円ほど利用料金以外の年会費や入会金、その他売上があると推測される。22年は約9千万人の利用者を数えたと推測され、客単価も20年に比べ1千円以上上昇したことからゴルフ場事業所の市場規模は1兆円を回復したとみることも可能だ。ちなみにレジャー白書の2020年ゴルフ場市場規模は7180億円、21年は8340億円だった。