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2023.08.19
2023/8/19 景気ウォッチャー4月、現状DI前月比下落も標準維持

内閣府は11日、『景気ウォッチャー調査』の令和5年4月調査の結果を公表した。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(3月6地域)計11人(10人)で最高評価の〝良くなっている〟は2人(2人)、〝やや良くなっている〟は3人(3人)、〝変わらない〟は4人(3人)、〝やや悪くなっている〟は1人(1人)、〝悪くなっている〟は1人(1人)となっている。現状判断DIを独自に算出すると、令和5年4月は53・1。前月の65・0に比べ11・9ポイント(以下、P)も下落しているものの、標準DIの50は維持した。

4月は、来客数の動きから〝変わらない〟、〝やや良くなっている〟、〝良くなっている〟と良い判断をするウォッチャーが過半数を占めた。新型コロナウイルスがまん延して以降厳しい判断が多い南関東地域だが、暖かい日が続き「3か月前の寒い時期と比較すると10%ほど来場が増えている」(経営者、やや良くなっている)、「旺盛なゴルフプレー意欲と季節需要の増加に下支えられ、4月も高稼働率で推移している」(経理担当、変わらない)など、現状の景気は良い方向にあるとの見方を示している。来場者以外では、「コロナ禍の影響も薄れコンペ人数も増えているため、ゴルフ熱は変わらず高い」(東海地域、支配人、やや悪くなっている)、「予約、売上とも順調で、プレー後の小パーティーも増えている」(甲信越地域、経営者、良くなっている)などの説明がみられ、コロナ禍のゴルフ熱をそのままにコロナ禍前の営業に戻りつつあるようだ。

一方、『先行き判断』は6地域(3月6地域)計11人(12人)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は3人(4人)、〝変わらない〟は3人(2人)、〝やや悪くなる〟3人(3人)、〝悪くなる〟は2人(3人)。先行きDIは40・9で、前月の39・6に比べ1・3Pの上昇となっている。
先行きについては、「予約は順調で、土曜日曜祝日のキャンセル待ちが多くなっている」(甲信越地域、経営者、やや良くなる)、「6月の入場者予約数は、前年同日と比べ順調に推移」(東海地域、支配人、やや良くなる)、「今年の春以降、団体客の予約が増えている。2、3か月先の予約も好調」(中国地域、営業担当、やや良くなる)とプレー予約好調を理由に先行き景気を良いと判断するウォッチャーが多かった。
なお、業種全般の令和5年4月DI(原数値)は現状が55・7で前月比0・7P上昇、先行きが55・2で同1・1P上昇と、現状、先行きとも3カ月連続で標準DIの50を超えている。

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「ゴルフ特信」第6941号より一部抜粋

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