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2023.09.14
2023/9/14 支配人会調査22年ゴルフ場従業員数、4年連続減少に

日本ゴルフ場支配人会連合会(東京都台東区)がまとめた2022年「労働災害実態調査」から、ゴルフ場従業員数も判明した。
それによると、集計1638クラブ(前年比44クラブ減)の従業員数(キャディ・臨時雇用・パートを含む)は、東日本(新潟県と静岡県除く1都1道14県、集計793クラブ)4万8699人、西日本(2府27県、集計845クラブ=一部非加盟クラブ含む、業務委託及び派遣の労働者含む)5万4095人(労災適応従業員4万7694人、労災適応非従業員6401人)の計10万2794人となった。前年との比較では、東日本が3026人減、西日本が232人減、全体が3258人減となった。率にすると3・07%の減少となる。これで4年連続の減少を記録した。
また、1クラブ平均の従業員数を算出すると62・76人で前年比0・29人減。18ホール換算(総ホール数3万4860)にすると52・93人となり、0・27人減少している。

一方、都道府県別(45都道府県)の22年従業員数で、「前年に比べ増加」は東日本3県、西日本14府県の計17府県(前年13県)、「増減なし」は東日本4道県、西日本ゼロ県の計4道県(6県)、「前年に比べ減少」は東日本9都県、西日本15府県の計24都府県(27都道府県)。前年に続き「減少」と「増減なし」で過半数を占めている状況に変わりないが、「増加」の中でも兵庫県(前年比213人増)、宮崎県(同82人増)のように大きく増えている県もある。
都道府県別の従業員数トップは前年2位の兵庫県で、前年比213人増の9799人だった。3年連続トップから2位になった千葉県は前年比べ87人減少し9630人となっている。3位以下は、茨城県6393人、栃木県5219人、埼玉県5058人、北海道4931人などと続き、3位から10位までは前年と順位が変わらなかった。逆に、22年で最も少ない従業員数は島根県の210人(4人減)で、以下、鳥取県331人(16人減)、山形県344人(8人増)、青森県404人(6人増)、秋田県464人(14人増)、徳島県477人(14人減)などとなっている。
なお、1クラブ平均の従業員数から全国の営業中ゴルフ場2132コース(2021年末段階)の従業員数を推計すると前年比1381人減の13万3804人。

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「ゴルフ特信」第6950号より一部抜粋

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