一季出版株式会社

2023.10.18
2023/10/18 千葉カントリークラブの70期決算、会員紹介のゲスト来場者が増加

株主会員制の千葉カントリークラブ(計63ホール、野田コース=千葉県野田市)を経営する㈱千葉カントリー倶楽部(山本章裕代表取締役社長、住所は野田コースと同)は6月23日、関東財務局へ第70期(2022年4月1日~2023年3月31日)の決算(有価証券報告書)を提出した。
それによると、同期の売上高は来場者の増加等により22億6327万5千円(前期は21億4919万1千円)で、経常利益4730万1千円(4375万1千円)、当期純利益1349万9千円(1350万3千円)と増収増益となった。

経営成績に関しては、わが国経済はエネルギー価格の高騰や急激な円安、物価上昇等により厳しい状況で推移した。このような状況下、社会経済活動の正常化に向け、引き続き新型コロナの感染予防対策を講じて営業した結果、前期に比べ会員紹介のゲスト来場者が増加したとしている。
来場者数は3コース計で12万7624人となり前期に比べ4588人、3・7%増加した。コース別では野田コース3万6173人で98人減、0・2%減、梅郷コース3万5543人で997人増、2・8%増、川間コース5万5908人で3689人増、7・0%増となっており、川間コースの伸びが貢献している。
売上高の内訳をみると、来場者増加によってゴルフ場運営収入は前期比5・5%増の14億9435万2千円、売店売上収入は4・2%増の7601万4千円、食堂委託手数料は32・1%増の4361万5千円、営業雑収入は3・6%増の6億4929万3千円と全区分で前期を上回った。

営業費用は人件費、コース管理費、水道光熱費(電気、重油)、借地料、減価償却費、固定資産税等が増加した結果23億5788万円(前期比1億1609万円増)となり、一般管理費は2億3211万円(前期比520万円増)となった。名義変更登録料3億1900万円(前期比18件増、2625万円増)を含む営業外収益は3億7539万円を計上し、営業外費用136万円を控除後、経常利益は4730万円(前期比335万円増)となっている。
一方、新事業年度の経営方針では、会員組織である千葉カントリークラブの提示した「経営基本方針」に沿ってキャディ・フロント・食堂等のサービスの強化及びコースコンディションの維持・向上、積極的な営業活動を重点項目として実施するとしている。

関連記事:2021/7/28 千葉カントリークラブ、コロナ禍で来場者減少により減収減益に

「ゴルフ特信」第6960号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら