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2023.11.14
2023/11/13 5月家計調査、ゴルフプレー消費は好調続く

総務省統計局がまとめた2023年5月の「家計調査」(家計収支編)によると、同月の二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月に比べ実質7・5%減少(8カ月連続減少、名目4・0%減少=2カ月振り減少)となり、消費支出は実質4・0%減少(3カ月連続減少、名目0・4%減少=2カ月連続減少)と消費面での回復にも陰りが見えてきた。
一方、5月のゴルフ関係消費支出(二人以上世帯)は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり16回(前年同月12回)で33・3%の大幅増加、1世帯当たり支出平均は1029円(796円)で29・3%増と、異次元の数値が続いた3、4月ほどではないが大幅増加となった。頻度は5カ月連続増加、プレー支出は10カ月連続増加だ。

プレー消費支出を年代別に見ると、60代は2146円で3月の2279円を下回ったものの前年同月比では55・7%増であり、70歳以上1067円(985円)で8・3%増、50代959円(760円)26・2%増、40代377円(284円)32・7%増、29歳以下126円(24円)で425・0%増となり、30代102円(150円)で32・0%減となった以外は大幅な増加を維持した。
1~5月のプレー消費支出を計算すると、29歳以下で187・5%増、50代で101・8%増を記録するなど全年代で大幅な増加となっている。ただし、世帯平均の収入や消費が停滞し始め、ゴルフ場入場者数も今年4月から天候不順もあって減少が目立ち始めており、ゴルフプレーへの全体消費が高次元で続くのかは未知数だ。

ゴルフ用具への消費に関しては、購入頻度は100世帯当たり1回(2回)で50%減、1世帯当たり支出平均は194円(142円)で36・6%増と消費頻度は半減したが支出額は2カ月振りに増加した。年代別では40代が1位の451円(212円)で112・7%増となったが、50代が301円(63円)で377・8%増と上昇幅では上回った。以下、60代167円(281円)で40・6%減、70歳以上84円(115円)で27・0%減、30代13円(18円)で27・8%減、29歳以下0円(0円)と低調だった。主力の60代や70歳以上、コロナ禍で活発だった若者世代の消費が低調となった反面、コロナ禍で消費が落ち込んでいた40代と50代の次世代が活気が出たことが特徴となった。

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「ゴルフ特信」第6968号より一部抜粋

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