2023.12.05
2023/12/5 リソルHD第1四半期決算、ホテル部門も含め利益計上
リソルホールディングス㈱(大澤勝代表取締役社長、東京都新宿区)は先ごろ、2024年3月期第1四半期(4~6月)の決算短信(連結)等を発表した。
同期間の売上高は前年同期比20・1%減の65億79百万円、営業利益は39・4%減の8億30百万円、経常利益は40・5%減の7億95百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は16・1%減の6億71百万円となり、減収減益となった。
経営成績に関しては、グループを取り巻く環境は新型コロナウイルスの位置付けが5類に変わったことで、社会経済活動の正常化が一層進み、緩やかな回復が続いていると説明。このような経営環境のもと、ホテル運営事業をはじめ各運営事業においてレジャーや国内旅行の回復、インバウンド増加などへの対応を図るため、戦略的なマーケティング施策に取り組んだという。
そのなかで、ゴルフ運営事業では新規の4ゴルフ場(関西CC、三木よかわCC、望月リソルGC、有田リソルGC)が加わった効果により、全体では入場者・客単価ともに前年を上回ったとしている。さらに、ゴルフ会員権販売についても好調に推移。ゴルフコースに隣接した〝フェアウェイフロントヴィラ〟事業において、新たに施設利用権型リゾートクラブの販売準備を進めたほか、グループ
コースにおける新たなヴィラ建設計画を進めたとしている。
リソルの森(CCRC)事業では、リゾートエリアに滞在しながらゴルフを愉しむ「ゴルフ&ステイ」の利用は、インバウンドツアーの増加もあり、好調に推移。再生エネルギー事業では、福島石川太陽光第四設備の送電線増強工事に着手した他に、グループゴルフ場において新たなソーラーカーポート建設や太陽光発電設備事業用地の検討を図ったとしている。投資再生事業として「福島石川太陽光第三設備」の土地売却を実施。また、新規ゴルフ場取得準備を着実に進めたと説明している。
セグメント別ではホテルは売上高27億59百万円(90・8%増)で利益1億43百万円(前年同期は5億70百万円の損失)、ゴルフ場21億04百万円(21・0%増)で利益3億67百万円(30・1%増)、CCRC9億41百万円(4・3%増)で78百万円(18・9%増)など、主力のホテルの回復とともに、全セグメントで損失はなくなった。
なお、24年3月期通期の業績は売上高235億円(6・5%増)、営業利益14億円(331・8%増)、経常利益12億円(538・6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億円(10・7%増)を見込んでいる。