2024.01.19
2024/1/19 首都圏南部・西部は1都6県52コースで会員募集を実施
首都圏南部・西部の1都6県(千葉、東京、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡)の会員募集状況についてまとめる。
会員募集中のゴルフ場は52コース(前年同期54コース)で、うち正会員ベース49コース(51コース)の平均募集金額は331・3万円(292・6万円)となり、募集コース数は減少も平均募集金額については前年を上回っている。
正会員ベースの会員募集種別のコース数及び平均募集金額は、「預託金制」は16コース(前年18コース)で694・1万円(611・8万円)、「プレー会員権」は27コース(27コース)で88・2万円(85・5万円)、「一代、一身、譲渡不可」は5コース(6コース)で343・6万円(266・6万円)、「株主会員」は1コースで1030万円(前年はゼロ)。
募集金額では、最高額は久能CC(千葉)で昨年3月より開始した2550万円(預託金制、前年まで2780万円で募集)、以下、カメリアヒルズCC(同)の2525万円(同)、ユニマットグループの千葉バーディC(千葉)、東京バーディC(東京)、中軽井沢CC(長野)3コースがともに1272万円(同)、カレドニアン・GC(千葉)1030万円(株主会員)などと続き、預託金制での高額募集が目立った。ユニマットグループ3コースでは、今年4月1日から募集金額を改定、従前の1087・2万円から184・8万円増額している。逆に低額は、コスモクラシックC(千葉)12・1万円(譲渡不可)をはじめ、以下、小田原GC日動御殿場コース(静岡)12・8万円(プレー会員権)、御殿場GC(同)16・5万円(同)、ベルビュー長尾GC(同)20・3万円(預託金制)などと続いている。
正会員ベースの募集開始時期(募集終了及び停止コースも含む)をみると、2023年以降が16コースで469・8万円、2022年が9コースで308・4万円、2021年が4コースで102・3万円、2020年が2コースで47・3万円、2019年が2コースで42・5万円、2018年以前が30コースで225・2万円となった。2020年に日本国内で新型コロナウイルスが本格的に感染拡大してから、3密を回避できるスポーツとしてゴルフが注目されたが、それを反映したかのように21年に平均募集金額が100万円台に乗り、年々増額している状況だ。
県別の募集コース数及び平均募集金額(正会員ベース)は、千葉県が23コース(前年24コース)で499・2万円(466万円)、東京都が1コース(1コース)で1272万円(1087・2万円)、神奈川県が3コース(5コース)で90・8万円(72・1万円)、新潟県が1コース(1コース)で55万円(55万円)、長野県が3コース(3コース)で454・1万円(391・7万円)、山梨県が4コース(3コース)で104万円(113・6万円)、静岡県が14コース(14コース)で98・3万円(85・7万円)となり、5都県で平均募集金額がアップしている。
なお、正会員ベース以外については、共通会員制の太平洋クラブが、「太平洋クラブ」693万円(譲渡・相続可)、「太平洋クラブコーポレート」550万円(譲渡・相続不可)、「太平洋クラブパーソナル」418万円(同)の募集受付を8月までに終了した。2023年度・新規会員募集として380口限定で募集していたが、定数に達し、予定よりも早く終了した。