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2024.02.17
2024/2/17 センチュリーゴルフクラブ(滋賀)の新名称で再出発

センチュリー・シガ・ゴルフクラブは、10月20日付けでセンチュリーゴルフクラブ(18ホール、滋賀県甲賀市)にクラブ名を変更した。
前経営の㈱センチュリーは今年6月1日に大津地裁へ特別清算の開始を申請。特別清算手続きの中で、ゴルフ場事業を会社分割にて新会社(リクレスト㈱を設立)に承継し、会員には預託金や入会金の負担なくプレー権を確保し、ゴルフ場運営を続けていく方針を掲げた。
新会社・リクレスト㈱は京都のスポンサー会社が支援することで10月20日に再スタートを切った模様だが、10月を過ぎてからの会社分割であったため、10月1日より施行された適格請求書等保存方式(インボイス制度)に関して、誤算も生じたようだ。

クラブHPでも10月20日段階で「インボイス発行遅延について」の案内を掲出し、〝新設会社においても事業者登録申請をしておりますが、現時点で「適格請求書発行事業者登録番号」が未着のため、インボイスを発行することができません。取得後、当HPにて改めて通知いたしますが、現時点では以下の通りの対応とさせていただきます。お手数をお掛けして申し訳ございませんが、ご了承のほどお願い申し上げます。〟と説明している。同クラブに問い合わせると、従来の㈱センチュリーの登録番号は使えなくなり、新会社の適格請求書発行事業者登録番号が到着するのを待っているが11月中旬になる見込みという。
またインボイスに関係して、同日付でクラブ利用者への領収書の発行に関して、〝【手書き領収書】・原則、手書きの領収書は発行いたしかねます。・システムより印字の「計算書・領収書」のみ発行となります。【割勘勘定】・インボイス制度に対応する領収書(適格請求書)は発行できません。【合算】・複数の領収書を1枚に合算した領収書は発行いたしかねます。〟と支配人名で掲出した。
インボイスでは、事業者登録番号や、書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称を記入する必要があり、そもそも事業者登録番号の交付を受けていないと、利用者にインボイスを発行できない。
他のゴルフ場でもフロントの作業が煩雑となるため、システムにより印字された「計算書・領収書」のみ発行とし、手書き領収書や割勘、合算の領収書発行を断っているケースも多いようだ。

「ゴルフ特信」第7004号より一部抜粋

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