㈱バンリューゴルフ（兵庫県姫路市）グループは、11月６日付けで、姫路相生カントリークラブ（18ホール、昭和50年４月開場、兵庫県相生市）を㈱マヨリスタに譲渡したと公表した。譲渡先に関する情報などは特に公表していない。
姫路相生ＣＣは、㈱バンリューゴルフが㈱Ａ．Ｃインターナショナル（ＡＣＩ）の新設分割で、ゴルフ場事業を承継し新設された㈱姫路相生カントリークラブの株式を取得し、２０２１年６月１日からグループゴルフ場として経営。新設分割による事業継承ということから会員や預託金は従来通り、継承するとしていた。
前述通り、今回の譲渡の詳細は不明だが、㈱姫路相生カントリークラブ（吉田明倫代表取締役、本社＝コース、資本金５００万円）は今年10月３日付け官報で、新設分割により新設する㈱姫路相生ゴルフ（本社＝コース）に対して、姫路相生ＣＣのゴルフ場事業に関する権利義務を承継させると公告。株主総会の承認決議は令和５年10月17日に予定しているとして債権者に公告していた。

ちなみに㈱姫路相生カントリークラブの第２期決算（令和５年５月31日現在）は、資産の部が流動資産84百万円、固定資産３億73百万円、合計４億58百万円、負債及び純資産の部は流動負債１億09百万円、固定負債３億61百万円、株主資本△12百万円、資本金5百万円、利益剰余金△17百万円、その他利益剰余金△17百万円（うち当期純損失26百万円)で合計４億58百万円となっていた。
同グループが同時期の一昨年６月に取得した広島紅葉ＣＣ（広島）は、姫路相生ＣＣが抜けた中でもグループ14コースに含まれている。

「ゴルフ特信」第７０１０号より一部抜粋