経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の２０２３年９月分を発表した。
同月のゴルフ場（経済産業局所在の８都道府県のゴルフ場）の利用者数は１０２万４１９１人で前年同月比１・９％の増加となり、２カ月振りの増加となった。売上高は１０４億21百万円で前年同月比７・９％の増加となり、４カ月連続の増加（６月２・４％増、７月５・１％増、８月１・９％増）となっている。
９月は、土・日祝日の日数が前年同月と同じ、平均営業日数は28・３日で前年同月と比べ０・４％増加した。利用料金収入は平日が２・７％の増加、土・日祝日は15・６％の大幅増加となった。曜日別での利用者数は、平日で会員７・１％減、非会員２・３％減、土・日祝日は会員９・５％増、非会員９・９％増となった。食堂・売店（直営）収入は12・６％増と伸びが続き２桁増加しているが、キャディフィは１・１％減と減少が続いている。

９月の18ホール換算は、営業ホール数が前年同月比１・５％減少となっており、利用者数３・４％増、売上高９・５％増となった。客単価（１人当たり利用額）は１万１７５円で、５・９％のアップとなった。今年６月の１万55円を超え、この時期としては異例の１万円超えだ。１日当たり利用者数は１３４・０人で前年同月比では３・０％増と、中々の高稼働となった。８月に落ち込んだ反動もあるとみられる。
今年９月は休日に台風等の影響が少なく、その分異例の残暑が続いたが天候が良かったことで、食堂売上も伸びた。

一方、ゴルフ練習場の９月は利用者数が土・日祝日に前年同月比４・３％減でトータルでは10・０％の減少。売上高は11・９％の減少で、ともに11カ月連続の減少となった。
９月の対個人サービスでは遊園地・テーマパークが44・７％増（23カ月連続増）と依然絶好調で、ボウリング場は11・４％増（23カ月連続増）、パチンコホール６・５％増（15カ月連続増）、フィットネスクラブ４・５％増（22カ月連続増）となり、ゴルフ練習場以外は回復が続いている。

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「ゴルフ特信」第７０１３号より一部抜粋