一季出版株式会社

2024.03.13
2024/3/13 リソルHD第2四半期決算、ホテル回復しゴルフ場も増

リソルホールディングス㈱(大澤勝代表取締役社長、東京都新宿区)は先ごろ、2024年3月期第2四半期(4~9月)の決算短信(連結)等を発表した。
同期間の売上高は前年同期比2・2%増の129億67百万円、営業利益は40・9%増の13億32百万円、経常利益は41・4%増の12億39百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は108・8%増の11億63百万円となり、増収増益となった。

経営成績に関しては、雇用・所得環境の改善による経済活動の活性化に伴い緩やかな回復が続いているとの認識で、グループを取り巻く環境はインバウンド需要の大幅な回復や国内旅行需要の増加、健康意識の高まりによるスポーツ活動の広がりなど、堅調な状況が続いているとした。このようななかでホテルの全体的な稼働は好調に推移した。
ゴルフ運営事業では新規の4ゴルフ場(関西CC、三木よかわCC、望月リソルGC、有田リソルGC)が加わった効果やゴルフ会員権販売が好調に推移したことで、売上が前年を上回ったという。また事業拡大を図るための戦略的買収を行い、「入間カントリー倶楽部」(埼玉県)を新たに8月31日から運営を開始した。ゴルフコースに隣接した〝フェアウェイフロントヴィラ〟事業も利用権型会員制リゾートクラブの販売(スパ&ゴルフリゾート久慈)を進めたほか、新たなヴィラ建設計画(大熱海国際ゴルフクラブ)を推進したとしている。

リソルの森(CCRC)事業では、宿泊者が滞在期間中にスポーツ施設や敷地内アクティビティを無料で利用できるサービス(インクルーシブエクスペリエンス)の効果もあり、リピート客の利用が順調に推移したという。また、インバウンドツアー(台湾・韓国)による「ゴルフ&ステイ」の利用増加や、チームビルディングを活用した企業研修など、団体の利用が大幅に伸びて付帯売上げが増加。さらに、施設のリニューアルによるブランディング効果もあり、ゴルフ会員権や不動産販売も堅調に推移したという。
セグメント別ではホテルは売上高58億92百万円(86・3%増)で利益5億77百万円(前年同期は8億22百万円の損失)、ゴルフ場40億63百万円(27・8%増)で利益5億81百万円(62・5%増)、CCRC19億74百万円(1・5%増)で2億29百万円(11・6%増)など、主力のホテルが回復しゴルフ場が増加した。投資再生事業(84・8%減)や再生エネルギー事業位(38・1%減)の売上は減少したが、全セグメントで損失はなくなっている。
なお、24年3月期通期の業績は売上高245億円(11・1%増)、営業利益18億50百万円(470・6%増)、経常利益16億円(79・9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億円(79・9%増)を見込んでいる。

関連記事:2023/12/5 リソルHD第1四半期決算、ホテル部門も含め利益計上 

「ゴルフ特信」第7013号より一部抜粋

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