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2024.03.15
2024/3/15 ㈱太平洋クラブ、R&Aと持続可能な農学サービス契約

㈱太平洋クラブ(韓俊代表取締役社長、東京都千代田区)は11月21日に、ゴルフの総本山のR&A(Royal&Ancient Golf Club of Saint Andrews、全英ゴルフ協会)が提供する「Sustainable Agronomy Service」(持続可能な農学サービス)契約を日本で初めて締結したと発表した。
発表では、R&Aはゴルフ競技の世界的総本山として知られ、持続可能なコース管理の最良方法の実践のために専門家チームを有し、主催する28の世界クラスのゴルフ選手権、全英オープン、AIG全英女子オープンなどのコースメンテナンスをサポート。これら世界的なトーナメントをサポートする中で蓄積された多くの経験や統計データに基づく科学的な根拠を、太平洋クラブではコースメンテナンスに反映し、温暖化や気候変動に配慮し、自然環境を守りながら、将来を見据えた持続可能(サスティナブル)なメンテナンスと、世界基準のコースクオリティを実現していくとしている。
The R&Aのサスティナブルに関する考え方は、世界中のゴルフ施設がリソース削減、気候変動、規制変更の課題に直面する中、プレー環境の維持・向上のため、将来を見据えて今行動することが課題と捉えている。

The R&Aの最高経営責任者であるMartin Slumbers氏は、「サスティナビリティへの取組はゴルフにとって重要な優先事項であり、The R&Aは自然、コミュニティ、リソース管理全般にわたりサスティナビリティへの取組を強く提唱しています。将来のゴルファーが楽しむために、ゴルフ業界全体が繁栄するように努めなければなりません」と述べたとしている。またアジア太平洋担当のChris Gray氏は、「芝の状態とプレイ環境はどの施設においても成功に不可欠です。アジア太平洋地域での当社のサービスは、最も効率的かつサスティナブルな農学的手法を通じて、一年を通してコースの環境を維持し最適化するための方法とアドバイスを提供します。ゴルフコースのメンテナンスチームと一体となって目標を設定し、それらを達成するための計画を策定します。このサービスは将来にわたってゴルフコースのメンテナンスの一貫性を確保するための長期的なパートナーシップを意味します」とコメントを寄せている。
契約期間は2023年10月1日~2026年9月30日までの3年間。太平洋クラブ江南コース(18ホール、埼玉県)と太平洋クラブ美野里コース(同、茨城県)が対象コース。
㈱太平洋クラブのコース運営部では、「年2回R&Aが来日し、R&Aの基準で見ていただき、指導を受けたり、意見交換を行いたい」としている。提携金額は公開していないが「それ相当」になる様で、「両コースは御殿場コースに次ぐ当クラブのフラッグシップコースであり、ここで培った世界基準のレベルを吸収し、グループコースへ横展開したい」と話している。また提携期間中の両コースは3年間、R&Aのロゴを使い、R&Aの指導の下でサスティナブルなコースメンテナンスを行っていることを全面的にアピールできるという。

ちなみに、㈱太平洋クラブは、10月に太平洋クラブ御殿場コース(18ホール、静岡県)にて第15回アジアパシフィックアマチュア選手権を開催することでアジア太平洋ゴルフ連盟、マスターズトーナメント、R&Aと締結し、10月26日に記者会見していた。

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「ゴルフ特信」第7015号より一部抜粋

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