2024.03.24
2024/3/24 10月全国プレー料金指数、115・7Pで2・7%上昇
総務省統計局が発表した令和5年10月の全国消費者物価指数(2020年基準、CPI)は106・4ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比2・9%上昇(9月も0・1%の上昇)し、26カ月連続の上昇となっている。乳卵類が19・2%上がった他、生鮮野菜など食料や家事用消耗品が上昇。エネルギーは8・7%の下落となり、ガソリンが5・0%上昇したものの電気代は16・8%下落、都市ガス代も13・8%下落した。
一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の10月の全国指数は115・7P(9月は107・3P)で、前年同月比は2・7%上昇(9月は3・6%上昇)し、19カ月連続の上昇となった。「東京都区部」の10月のプレー料金指数は119・3P(1万5537円)で前年同月比は1・2%上昇し、4カ月連続の上昇となった。9月は101・0Pで前年同月比は2・8%上昇している。ゴルフ場は季節要因もあるが、10月はいずれも全国消費者物価指数を上回る指数となった。
また、小売物価統計による主要都市部の10月のゴルフプレー料金でみると、東京都区部が1万5537円(前年同月比1・2%増)で最も高く、福島市が1518円(前年同月同)で低い。上昇率では23・8%増(1万1200円→1万3870円)の横浜市、下落率では21・2%減(6465円→5096円)の新潟市が目立った。
集計46都市のプレー料金はの単純平均で5759円となり、前年の46都市での5708円と比べ0・9%の上昇となり、2カ月連続の上昇となった。
9月の統計を掲載していなかったので今回掲載すると、
横浜市が1万3870円(前年同月比23・8%増)で最も高く、東京都区部は1万3147円(2・8%増)で2番目だった。
ちなみにゴルフ練習場の10月消費者物価指数は103・1P(9月102・7P)で2・1%上昇(9月は1・6%上昇)とじわりと上昇しており、これで22カ月連続の上昇となっている。全般的な物価、エネルギー上昇からサービス業も値上げをしていることが影響しているとみられる。