韓国中央日報等のメディアが12月４日、ゴルフ統合プラットフォーム企業のショーゴルフ（ＳＨＯＷ ＧＯＬＦ）が、日本の大和証券グループから、さつまゴルフリゾート（18ホール、鹿児島県薩摩郡）を買収したことを明らかにしたと報じた。
㈱ショーゴルフ（チョ・ソンジュン代表、ソウル特別市）が「日本１００大企業の大和証券からさつまゴルフリゾートを買収した。サッカー場１９５個分の広さの１２５万平方メートルの敷地にゴルフ場とリゾートおよび各種付帯施設などが造成された大規模な複合ゴルフリゾート。ショーゴルフはさつまゴルフリゾートの全株を取得して運営の全権を確保し、直接運営する計画だ」等と報じたもの。

18ホールのゴルフ場と客室70室を有する複合リゾートで、ＬＰＧＡレジェンズツアー「京セラレディースオープン in さつま」が開催されたコースと紹介され、その他、開閉式室内外プールと露天風呂、６つのコートを保有するテニス場、国内チームが練習にも利用する天然芝サッカー場、サウナ、卓球場等も完備されていること等を紹介している。
韓国メディアによると、ショーゴルフは韓国初のインドア練習場ブランドとしてスタートし、昨年７月にゴルフ場予約プラットホームのＸＧＯＬＦを吸収合併、ゴルフ統合プラットホームとしての地位を確立しているという。
すでにショーゴルフの各ホームページには、さつまゴルフリゾートを８分以上の動画付きで紹介しており、韓国内向けに創立会員募集の案内も掲載。会員権は「レッド」９８０万ウォン（正会員１人、無記名１人）、「レッドプラス」１９８０万ウォン（正会員２人、無記名３人）、「ブラック」３９８０万ウォン（無記名８人）の３種類で一生涯使えるとしている。会員料金はカート代込み18ホールプレー、ホテル宿泊（２人１室）、鹿児島空港からの往復ピックアップサービス（同リゾートによると車で40～45分）、温泉入浴料込みで平日９・８万ウォン（１・１万円）、週末12・８万ウォン（１・４万円）としている。ＸＧＯＬＦからもプレー予約できるようになっているようだ。
またショーゴルフのチョ・ソンジュン代表が韓国メディアに「２０２５年までに５つ以上の日本国内のゴルフ場買収を計画中。同年中の株式公開（ＩＰＯ）を目指す」と語ったと報じられた。

同ゴルフリゾートに今回の件を直接問い合わせると、「報道された通りで、すでに12月１日から運営会社の㈱さつまゴルフリゾート（山室美緒子代表取締役社長）はショーゴルフの１００％子会社として運営している」と説明、ゴルフ施設名や会社名、代表者も変わらず既存会員の資格も変わらないとしている。
同リゾートが大和証券グループの㈱のぞみフィナンシャルホールディングス傘下となったのは本紙６３６５号既報通り、２０１９年３月28日で、インターナショナルＧＲ京セラからゴルフ場名、会社名を変更していた。既存会員には大和証券グループや京セラグループ対象の会員制度も残っている。

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「ゴルフ特信」第７０２１号より一部抜粋